ホトケノザ (仏の座)
Lamium amplexicaule シソ科オドリコソウ属
全体
石井町 2008.03.09
花
石井町 2008.03.09
花期3〜6月
花径長さ17mm〜20mm
花色紅紫色
草丈10〜30cm
茎葉対生、茎の上部の葉は半円形で柄はない。
茎の下部のものは円形で長い柄がある。どちらもふちには鋸歯がある。
根生葉
生活史越年草
生育場所畑や道端
分布本州、四国、九州、沖縄
別名サンガイグサ、ホトケノツヅレ、カスミソウ
その他春の七草のホトケノザは本種ではなく、キク科のタビラコのことである。

春、畑や道端で群生しているのをよく見かける植物です。紅紫の絨毯のように見えることもあります。花は唇形花で、クローズアップしてみると私には手首を下げたお化けのようにも見えます。でもかわいい花であることは間違いありません。

葉は茎の上部と下部では形態が異なり、上部の葉には葉柄がありません。この上部の葉の様子を蓮華座にみたてて仏の座という名が付いたそうです。

ホトケノザはつぼみのまま開花せず、そのまま自家受粉して結実する閉鎖花を多くつける植物としても有名です。紅紫の色がほとんどない、白っぽい小さなつぼみを見つけたら、それは閉鎖花でしょう。
果実は分果で長さ約2mmほど、全体に白斑があります。

ごくまれにシロバナを見かけることがあります。私が見かけたのは畑の脇であり、農薬の影響かどうかは微妙な所です。

分果
分果の写真 石井町 2008.03.09
シロバナ
シロバナの写真 上板町 2008.03.09
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