ヒナノシャクジョウ (雛の錫杖)
Burmannia championii  ヒナノシャクジョウ科ヒナノシャクジョウ属
全体
徳島県内 2007.08.12
花
徳島県内 2007.08.12
花期8〜10月
花径長さ6〜10mm
花色白色(外花被片の内側は黄色)
草丈3〜15cm
茎葉まばらに互生、披針形の鱗片葉
根生葉
生活史腐生殖物
生育場所暗い常緑林内
分布本州(関東地方以西)、四国、九州(屋久島まで)
別名
その他徳島県絶滅危惧I類

小さな小さな腐生植物です。生えている姿はまるで地面に金平糖が落ちているかのようです。初めてこの植物を見た時は、これはキノコかと勘違いしました。まったくもって不思議な形の植物です。

この植物は葉緑素を持たないため真っ白に見えます。2005年に初めてこの植物を見た時は、花は咲き終わってました。花は開くとその内側は黄色だそうです。ぜひ花の咲いている姿を見たいとチャンスを狙っていましたが、2年後、やっとそれを果たせました。

花自体の直径はわずか3mm程度でしょうか。今回、写真フイルムチェック用のルーペをデジカメの先端につけてこの花を撮影してみました。安価なルーペのレンズですので、写真のコントラストは下がりにじみも酷いのですが、フォトレタッチしてなんとか見られる写真にしてみました。

この花の写真を見てみると、花被片は6個で合着している様子が見て取れます。外花被片は3個は先で分かれ内側は黄色です。内花被片は小さく突起のようにも見えます。なんとも不思議な花ですね。

花後
花後の写真 徳島県内 2005.08.12
果実
果実の写真 徳島県内 2005.09.27
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