ハマナデシコ (浜撫子)
Dianthus japonicus ナデシコ科ナデシコ属
全体
日和佐町 2005.11.20
花
日和佐町 2005.11.20
花期6〜11月
花径約1.5cm
花色紅紫色
草丈15〜50cm
茎葉対生、長楕円形〜倒披針形状長楕円形で、厚く光沢がある。
縁には毛があり、対生する葉の基部は互いに合着する。
根生葉ロゼット状、倒披針形状長楕円形。
生活史多年草
生育場所海岸地あるいはその付近。
分布本州、四国、九州、沖縄
別名フジナデシコ
その他茎の下部は木質化する。

冬間近の海岸近くの道路で、崖にはった網から茎を伸ばして花を咲かせていました。図鑑等で見る姿とはちょっと違って、すいぶん葉はがっしりとして花数も少なくなっています(ふつう、ハマナデシコの花は密に同時に咲きます)。根生葉は全て枯れていました。冬が近いため、最後の一咲きなのでしょう。

葉は見てのとおり厚く光沢があります。苞は萼は円筒状で先は5裂します。萼の下の小苞は先が尾状にとがります。花弁は5個で先端は鋸歯状に浅く切れ込みます。

名前は浜辺に生えるナデシコだからだそうです。美しくも力強い植物です。

萼
萼の写真 日和佐町 2005.11.20
インデックスに戻る