ゲンノショウコ (現の証拠)
Geranium nepalense subsp. thunbergii フウロソウ科フウロソウ属
全体
日和佐町 2005.08.28
花
日和佐町 2005.08.28
花期7〜10月
花径1〜1.5cm
花色紅紫色〜白色
草丈30〜50cm
茎葉対生ときに互生。下部の葉は5中〜深裂、上部の葉は3深裂し、
裂片は卵形で2〜6個の大きな鋸歯がある。
根生葉
生活史多年草
生育場所山野の草むら
分布北海道、本州、四国、九州
別名フウロソウ、ミコシグサ
その他

ごく普通に見られる野草です。花をアップしてみると、紫の雄しべや紅色の雌しべが美しいことがわかります。写真の花では雌しべが5裂しかかっていますが、もう少し時間が経つと完全に5裂します。

古くから下痢止めとして知られた植物で、飲めばすぐに効果が現れることから現の証拠の名前が付いたと言われています。

花の色は紅紫色のものもあり、西日本ではその紅紫色のものが多いと言われています。ただ最近では徳島では白花ばかりを多く見かけるような気がします。

果実は熟すと弾ける刮ハで5裂し、裂片は種子を1個ずつ巻き上げます。その姿はまるで神輿のようで、そのことからミコシグサという別名もついています。

紅紫の花
紅紫の花の写真 池田町 2006.10.08
刮ハ
刮ハの写真 池田町 2006.10.08
インデックスに戻る