フタリシズカ (二人静)
Chloranthus serratus センリョウ科チャラン属
全体
上勝町 2006.06.12
花
上勝町 2006.06.12
花期4〜6月
花径花序の長さ2〜6cm
花色白色
草丈30〜60cm
茎葉対生、楕円形〜卵状楕円形、先はとがり基部は鋭形またはやや鈍形。
縁に先がとがる多数の鋸歯がある。
根生葉
生活史多年草
生育場所山野の林内
分布北海道、本州、四国、九州
別名
その他下部の葉は鱗片状で小さく、広卵形で膜質である。

春から初夏、林の中を歩くとよく目にします。なかなか独特の花を付けますが派手さはなく、いつの間にか目にも留めなくなってしまう花でもあります。

花穂は2個のものが多いのですが、1個や3個以上の場合もあります。白く点々と見えるのは、実は雄しべです。フタリシズカの花には花弁や萼はありません。雄しべは1個で3つに分かれた花糸を持っています。花の写真を見ると、雄しべの白い花糸3つが合着して内側に曲がり、雌しべを包んでいる様子がわかりますね。

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