ダキバアレチハナガサ (抱葉荒地花笠)
Verbena incompta クマツヅラ科クマツヅラ属
全体
池田町 2007.07.29
花
池田町 2007.07.29
花期6〜9月
花径写真のもので約3mm
花色淡紫色
草丈1.5mに達する
茎葉対生、広線形〜狭楕円形、下部の葉には不整の鋭鋸歯がある。
先は次第に尖り、基部は次第に狭まり切形で、対生する2葉の基部が接する。
根生葉
生活史多年草
生育場所裸地、礫地、草原など
分布南アメリカ原産
別名
その他以前は類似の他種と混同されていたが、1995年新種として記載された。

最近、これとよく似た花を平野部の空き地、河川敷などで数多く見かけるようになりました。最初この花を見た時、ヤナギハナガサかなと思いました。この手の花はヤナギハナガサかアレチハナガサのどちらかだと思っていたからです。しかし最近、ダキバアレチハナガサという新種が認められたそうです。

帰化植物辞典を調べ、花冠の筒の長さからヤナギハナガサが外れました。ヤナギハナガサは花冠の筒がもっと花序から超出します。次に葉を調べ、アレチハナガサが外れました。アレチハナガサの葉は茎を抱きませんし、茎の剛毛は少ないそうです。以上からこの写真の花は、ダキバアレチハナガサと同定しました。

残念なことに上記写真は、黒沢湿原の池の近くで撮りました。池の土手の整備で混入したのでしょうか。外来種はこのように、どんどん勢力を広げていきます。

花冠と萼
花冠と萼の写真 池田町 2007.07.29
茎と葉の基部
茎と葉の基部の写真 池田町 2007.07.29
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