ベニヒキヨモギ (紅引蓬)
Parentucellia latifolia ゴマノハグサ科セイヨウヒキヨモギ属
全体
徳島市 2010.05.04
花
徳島市 2010.05.04
花期4〜5月?
花径幅3〜4mmほど
花色赤紫色
草丈5〜35cm
茎葉対生、卵形〜広卵形
根生葉
生活史1年草
生育場所日当たりの良い草地
分布地中海沿岸地方原産、徳島県
別名
その他2009年に徳島県で帰化が報告された。徳島県で最初に植物が確認されたのは2007年。

日本植物分類学会の学会誌の2009年2月号で帰化が報告された植物です。つまりごく最近帰化した植物となります。発見当初は数は少なかったそうですが、この日見た限りではかなりの数が生育してました。毎年着実に数を増やしているようです。

鮮やかな赤紫色の小さな花がかわいい植物です。でも実は半寄生植物だったりします。花は唇形で下唇は3裂し、その中央部に2つの黄色い盛り上がりがあります。萼は筒状で先は4裂します。また植物全体に軟毛や腺毛が生えています。種は非常に小さく長さは0.2〜0.3mmです。

上の写真は吉野川堤防で撮影したものですが、付近にはヒサウチソウ、ホソバウンランなども帰化しています。定期的に草刈りなど人為的攪乱が行われる吉野川堤防というのは、外来植物にとっては居心地のいい場所なのかも知れませんね。

花側面
花側面の写真 徳島市 2010.05.04
葉と茎
葉と茎の写真 徳島市 2010.05.04
種
種の写真 徳島市 2010.05.09
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