アゼトウナ (畔唐菜)
Crepidiastrum keiskeanum キク科アゼトウナ属
全体
日和佐町 2005.11.20
花
日和佐町 2005.11.20
花期8〜12月
花径約1.5cm
花色黄色
草丈側枝の上部が斜上し高さ約10cmになる
茎葉互生、細い倒卵形、厚質でへりに小さな鈍い鋸歯がある。
根生葉ロゼット状、倒卵形、厚質でへりに小さな鈍い鋸歯がある。
生活史多年草
生育場所海岸の岩場
分布本州(伊豆半島から紀伊半島)、四国、九州
別名
その他亜低木

花だけを見るとヤクシソウによく似ていますが葉が全く違います。葉はまるでしゃもじのように肉厚で頑丈です。これなら海岸近くの岩場に生育しても大丈夫そうです。

この植物、なかなか不思議な形態をしています。まず主幹は葉をつけるだけだそうです。主幹は太くて短く葉をロゼット状につけます。これが年々生育して、体が大きくなると葉腋から側枝を出し、その咲きに花をつけるのだそうです。そして果実ができるとふつう枯死するのだとか。このような形態のため花の咲く株は大きな塊のようになってます。

海岸の晩秋を彩る花の1つです。この花が終わればもう冬です。

主幹と側枝
主幹と側枝の写真 日和佐町 2005.11.20
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