アキノウナギツカミ (秋の鰻攫)
Persicaria sieboldi タデ科イヌタデ属
全体
佐那河内村 2005.09.23
花
佐那河内村 2005.09.23
花期6〜9月
花径萼の長さ3mmほど
花色上部は淡紅色、下部は白色
草丈60〜100cm
茎葉互生、卵状披針形〜長披針形、先は鋭形で基部は矢じり形。
托葉鞘は筒状で先は斜めに切れる。
根生葉
生活史1年草
生育場所水辺や溝に多い。
分布北海道、本州、四国、九州
別名アキノウナギヅル
その他茎は4稜があり下向きに短い刺がある。

変わった名前を持つ植物です。茎に下向きの短い刺がたくさんあり、これを利用すればウナギもたやすくつかめるということと、花が秋に咲くことから名がついたそうです。なおウナギツカミという別の植物もありますが、その花は春から初夏に咲きます。

茎の刺はなかなかするどく、よく他の物に引っかかります。托葉鞘は下の写真のように筒状で先が斜めに切れており、イヌタデ属の他の仲間との識別点の1つとなっています。

なお花柄は無毛であり、ナガバノウナギツカミに見られるような腺毛はありません。花の色は、ほとんど白色のものからピンク色が強いものまで、いろいろ見かけます。

托葉鞘と茎の刺
托葉鞘と茎の刺の写真 佐那河内村 2005.09.23
花柄
花柄の写真 佐那河内村 2005.09.23
インデックスに戻る