嘉見滝の写真
嘉見滝


直瀑+渓流瀑、落差約55m、徳島県三好郡山城町寺野

吉野川の支流、銅山川にそそぎ込む沢にかかる滝。 嘉見滝と書いて「かみだき」と読む。

残念ながら通常時は水は涸れており、大雨直後でないとその姿を現さない滝である。 左の写真は豪雨の翌日に撮影したもので、4度目の挑戦でやっと水のある姿を捉えることが出来た。

嘉見滝は直瀑と渓流瀑からなり、直瀑部は約30m、そこから3段の渓流瀑を形成しており、落差は上から約8,6,8mほど。合計で約55mの大滝である。
左の写真では流れは3つの部分に分かれているが、一番上の放物線部分が直瀑部で、写真中央部分が3段渓流瀑の上段部、一番下の流れが中段部である。
なお下段部の写真は、下の「渓流瀑3段目」の写真を参照されたい。 この3段目も水があると美しい滝となる。

直瀑の最後は急傾斜の岩壁に当たっており滝壺はない。そのまま流れは渓流瀑へと姿を変えている。 なかなか見事である。 直瀑にもっと近づいて写真を撮りたかったのだが、地形が急峻で危険を感じたのであきらめた。 直瀑部に近づくには身体固定用のロープを持参すべきだろう。

なお、滝の下には大師堂が建てられている。


他の段の写真:
渓流瀑3段目


普段の写真:
普段の嘉見滝

写真データ:(001103-1 No6)
2000.11.3 ミノルタα7 ミノルタAFズーム24〜105mmF3.5-4.5(D) f=9.5 s=4秒 +0.5EV CPL 三脚・レリーズ使用 フジクロームベルビア


<徳島の滝一覧に戻る>