半田岩の写真
半田岩


分岐瀑、落差約30m、徳島県三好郡山城町頼広

銅山川の支流、黒川谷川にある渓谷。
水量は多めである。

滝というよりは巨石の織りなす渓谷である。 半田岩を滝として取り扱っている書物もあるため、ここでも一応滝として採りあげることにした。

半田岩では巨石の間を水が分岐しながら流れ落ちており、 その中には落差3〜4mのものもある。 長さ約200mに渡ってこのような光景が続いており、渓谷美としてはなかなかなものがある。 また谷の脇には水車も回っている。

半田岩の由来は以下の通りである。
「天正5年(1578)、長曽我部群が田尾城攻略の時、 この地で休憩と軍議をなした。 その折り、岩山が膳に似ていることから飯台岩と呼ばれたという。 いつの頃からか半田岩の字が当てられるようになった。」

写真データ:(990926-1 No4)
1999.9.26 ミノルタα507si AFズーム28〜105mmF3.5-4.5 f=オート s=1.5秒 +1.0EV CPL 三脚・レリーズ使用 フジクロームベルビア


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