不動の滝
斜瀑、落差約15m、徳島県美馬郡脇町江原
曽江谷川の支流、広棚谷に注ぎこむ中尾谷に懸かる滝。
斜めの地層が目立つ垂直に近い岩壁を落ちる滝で、水量はやや少なめである。
また滝壺はない。
水は岩の凹凸に左右されながらも真っ直ぐに落ちている。
流身を外れた部分には苔がつき、水量の割には重く暗い感じを受ける。
滝に向かって左側手前がザレ場となっており、その中程に不動尊が祀られている。
刻まれた文字から明治31年6月28日に祀られたものらしい。また「松重・中尾」と刻まれている部分や、月が掘られていることも確認できた。
この滝は昔、修験行者の行場であったらしい。
写真データ:(030601-1 No4)
2003.6.1
ミノルタα7
ミノルタAFズーム24〜105mmF3.5-4.5(D)
f=11
s=6秒
CPL
三脚・レリーズ使用
フジクロームベルビア
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