建治の滝
段瀑(2段)、落差約25m、徳島県徳島市入田町
鮎喰川の支流、金治谷川にそそぎ込む沢の最上部にかかる滝。
建治の滝と書いて「こんちのたき」と読む。
また「金治の滝」とも書かれることがある。
普段、水量は少なく滝壺もない。
左の写真は大雨が続いた後に撮影したものであり迫力ある姿となっている。
しかし通常はこれとは見比べようもないほど水量は乏しい。
滝の上流部の区間が短いため、よほどの大雨が降らない限り迫力ある姿は拝めず、
その意味で左の写真は貴重だろう。
普段の姿は下の「普段の建治の滝」の写真を参照されたい。
普段では滝は5mほどの高さを真っ直ぐ落ちたあと岩壁に当たり、そこからさらに20mほど落差を真っ直ぐに落ちている。
この滝は近くにある建治寺の行場となっており、至る所に石仏が祀られている。
滝の下段部の流身の裏、滝に向かって右側の岩壁の裾、また岩壁中に掘られた穴の中にも石仏が祀られている。
さらに滝の右隣には立派な祠があり、中に不動明王ともう1体石仏が祀られていた。
寺から滝に至る遍路道脇にも数多くの石仏が見られ、付近は独特の雰囲気に包まれている。
普段の写真:
普段の建治の滝
写真データ:(000916-2 No21)
2000.9.16
ミノルタα507si
シグマAF17〜35mmF2.8-4EX
f=オート
s=2秒
+0.5EV
CPL
三脚・レリーズ使用
フジクロームプロビアF100
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