美濃ヶ谷のオントド
段瀑(3段)、落差約13m、徳島県海部郡宍喰町久尾
野根川の支流、美濃ヶ谷に懸かる滝。
3段の段瀑で落差は上から3m(推測)、4m、6mの計13mほどであろうか。水量はやや多めで各段に深い滝壺がある。上段は谷が曲がっているため正面から見通せず、上段の落差は推測である。
上段、中段は直瀑状、下段は急な斜瀑状である。急峻な谷に懸かり、滝壺は谷を深く削っている。滝口はU字形に削れ、長い浸食の跡を伺わせる。滝のすぐ下で流れは直角に曲がり、そこから長さ20m、高さ2〜3mのほどのゴルジュとなって下流へと流れている。
下流側からこのゴルジュを見ると、オントドの滝は直接見えず、その滝壺を取り囲む垂直な崖が見えるだけである。その崖の荒々しさはかなりのものである。またゴルジュの両側の岩壁は、垂直ではなく、両側が平行になおかつ斜めに傾いている。
落差はさほどない滝ではあるが、さすがはオントドである。男性的な美しい滝である。
付近の滝:
美濃ヶ谷のメントド
写真データ:(070114-1 No14)
2007.1.14
ミノルタα7
ミノルタAFズーム24〜105mmF3.5-4.5(D)
f=6.7
s=4秒
-1.0EV
CPL
三脚・レリーズ使用
フジクロームベルビア100
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