魚止めの滝
段瀑(2段)、落差約12m、徳島県美馬郡木屋平村字八幡
穴吹川の支流、川原(かわら)谷の上流部に懸かる滝。
2段の段瀑で、落差は上段9m、下段2mの計12mほど。水量は普通で上下段とも滝壺を持つ。
上段はやや幅の広い流れで直瀑状に落ちる。下段は2条に分かれて斜瀑状に落ちている。滝に向かって下段右側の崖はオーバーハング気味の岩壁となっている。
水の流れと岩の絡みが美しい滝である。上段の滝壺は日が当たるため鮮やかなコバルトブルー、下段の滝壺は崖の陰となり暗い色を呈している。
なお、この滝自体は2004年の四国豪雨の影響をあまり受けなかったが、この滝に至る道は、数カ所が崖崩れで通れなくなっている。崩壊した林道が修復されるかどうかはわからないが、現在の状態では歩いて行く事すら危険である。探訪はこの状態が改善されるまでは止めた方が無難である。
他の段の写真:
上段滝壺から
写真データ:(050515-1 No7)
2005.5.15
ミノルタα7
ミノルタAFズーム24〜105mmF3.5-4.5(D)
f=16
s=1.5秒
CPL
三脚・レリーズ使用
フジクロームベルビア100
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