七間たび
斜瀑、落差約15m、徳島県那賀郡木頭村大字西宇
那賀川にそそぎ込む屋治谷にかかる滝。
滝の上部は斜面の岩肌の上を伝って流れ、下部で垂直に落下する。
水量は普通で滝壺はないが、すぐ下流は浅い淵となっている。
この滝の滝口は用水の取水口となっているようである。
滝に向かって右側の崖の中程から水があふれ出ているが、これはかつてこの滝の水を溝を掘って引いた名残であろう。
地元の方の話では管理が大変なので、現在は用水溝ではなく用水管で水を流しているとのこと。
この管は滝に向かって右上方の宙を渡してある。
谷や滝の規模はさほど大きいものではないのだが、かつての人の苦労を感じられる滝である。
写真データ:(031228-1 No9)
2003.12.28
ミノルタα7
ミノルタAFズーム24〜105mmF3.5-4.5(D)
f=9.5
s=3秒
+0.5EV
CPL
三脚・レリーズ使用
フジクロームベルビア100
<徳島の滝一覧に戻る>