クロ滝
直瀑、落差約45m、徳島県那賀郡木頭村
那賀川の支流、久井谷川にそそぎ込むジルゾウ谷にある滝。
クロ滝と書いて「クロタビ」と読む。
流れは、初めの10mほどは岩の間を滑り落ち、そこから岩壁を離れてまっすぐ落下していく。水量は普通で滝壺もある。
落差のある直瀑であるため、風向きによって流身(滝の水の流れ)が左右に揺れる。
また滝の下部は風によってあおられて拡散して落ちることが多く、
写真を撮るのに苦労した滝である。
しかし滝自体は落差もあり流身も優雅で美しい。
あまり知られていない滝であるが、徳島では第1級の滝であろう。
厳冬期になるとこの滝は氷の芸術が鑑賞できるという。
滝はつらら状に凍るのではなく、滝壺に落ちてきた水が凍りついて直径10メートルほどのお椀を伏せたようになるそうである。
なおこの滝の下流にも幾つか滝があり、それらもまた美しい。
冬季の写真:
冬のクロ滝
付近の滝:
クロ滝下1の滝、
クロ滝下2の滝
写真データ:(990503-2 No6)
1999.5.3
ミノルタα507si
AFズーム28〜105mmF3.5-4.5
f=オート
s=1秒
CPL
三脚・レリーズ使用
フジクロームベルビア
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