大釜の滝
直瀑、落差20m、徳島県那賀郡木沢村釜ヶ谷
坂州木頭川の支流、釜ヶ谷川にあり日本の滝100選に選ばれている名瀑。
落差はそれほどないが水量が多く、豪快に滝壺に水を落とす。
滝壺はその名の通り大きな釜状になっており水深は15mあるという。
この滝は多くの伝説を持っているが、特に滝壺には大蛇が住むというものが有名である。
滝のまわりは高さ100mを越える絶壁で、迫力ある渓谷美を形成している。
また大釜の滝のすぐ下流には小釜の滝という滝があり、上流にはひょうたん淵という淵がある。
ひょうたん淵は道路から覗くと川のふちの岩盤が丸くえぐられているのがわかるが、
淵まで高度差がありしかも道路が狭いため恐怖感を感じる。
今は大釜の滝のすぐそばを道路が通り、滝まで難なく行くことができるが、
この道路をつける時はかなり苦労したことが地方誌には記録されている。
道路はもともと林道として作成され、それが現在は国道に昇格しているが、
釜ヶ谷付近はまだまだ道幅が狭く、紅葉の時期などには行楽客の車で滝付近が渋滞することがある。
道路の脇には展望台がありそこから滝を眺めることができる。
また滝壺付近まで降りる階段もあるが、
風化が進んでおり滑りやすいため気をつけて降りたい。
紅葉期の写真:
秋の大釜の滝
付近の滝:
小釜の滝
写真データ:(970518-4 No2)
1997.5.18
ミノルタα507si
AFアポテレズーム100〜300mmF4.5-5.6
f=オート
s=1秒
-0.5EV
CPL
三脚・レリーズ使用
フジクロームベルビア
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