霧の滝右の滝(仮称)
段瀑(2段)、落差約26m
霧の滝からさらに林道を20mほど進むと別の谷に着く。
霧の滝右の滝はその谷にあり、霧の滝とは別の谷に懸かる滝である。
滝は2段に分かれ上段18m下段8mほど。水量は普通で滝壺もある。
滝は林道からも見ることもできるが、滝壺まで行くには谷を少しばかり沢登りしなければならない。
下段は急角度の岩壁の上を1条の流れとなって落ちる端正な滝であり、なかなか美しい。上段は、流れが岩壁の上をS字状にくねりながらも絶えず水を分岐させて落ちていく、こちらも美しい滝である。
ただ残念なことに下段から上段を見上げると左側に巨大な岩壁がせり出し、上段の全景を見せてはくれない。
そこで上段の滝壺まで何とか登ろうとしたが、ガレ場と急峻な地形のため近づくのは容易ではなく断念した。
この滝と林道との間に「石抱きカツラ」と呼ばれるカツラの巨木が生えている。
巨石に上に根をおろした珍しいカツラの木である。併せて鑑賞するのもいいだろう。
他の段の写真:
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写真データ:(991229-2 No8)
1999.12.29
ミノルタα507si
AFズーム28〜105mmF3.5-4.5
f=オート
s=2秒
+1.0EV
CPL
三脚・レリーズ使用
フジクロームベルビア
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