加州谷の滝(仮称)
渓流瀑、落差約130m、徳島県那賀郡木沢村掛盤
坂州木頭川の支流、加州谷に懸かる滝。
水量は普通である。
以前は加州谷口にかかる落差15mほどの斜瀑であったのだが、2004年の四国豪雨により谷が崩壊し、谷の中程から始まる巨大な渓流瀑に変身してしまった。
新たに生まれた滝は、上部になる程傾斜がきつくなっており、何段にも分かれて落ちている。幾段もの流れを刻むその様はまるで細長い白布のようでもある。左の写真は滝の一部であり、右下方向に滝はまだ続いている。
それにしても崩落した谷の様子は無惨である。荒れた地層が露出し、豪雨のすさまじさを物語っている。谷下にあった国道も崩壊し、現在は仮設橋が架かっている。ただ将来的には国道のルートが変更され、この地点はトンネルで迂回される予定である。
自然の驚異はまさに驚かんばかりである。いつになったら緑濃き以前の姿に戻るのであろうか。
以前の姿:
以前の姿(1999年11月28日)
写真データ:(041107-1 No1)
2004.11.7
ミノルタα7
シグマAF17〜35mmF2.8-4EX
f=22
s=1/4秒
CPL
三脚・レリーズ使用
フジクロームベルビア100
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