樫出谷北又口の滝(仮称)
段瀑(4段)、落差約20m
樫出谷北又の滝の下流30mほどの場所に懸かる滝。
ここでは4段の段瀑としたが、急峻な地形のため滝全体を見通すことができず、推定である。各段の落差は上から5m、6m、4m、5mの計20mほどであろうか。左の写真は2段目の一部と4段目である。
2段目と3段目はほぼ連続しているが、1段目と2段目、3段目と4段目の間はすこし間が開いている。3段目には滝壺があり、4段目は別沢に流れ落ちてる。
この滝の見所は何といっても2、3段目の姿と3段目の滝壺の青さである。4段目を巻いて3段目滝壺までやってくるとその姿に息を呑む。3段目の滝壺から臨むこの滝の姿は荒々しくも美しい滝となる。
3段目の滝壺は直径3mほどの円状でかなり深く、水深は数メートル近くあるのではないだろうか。その青さは美しい。ただ残念なのは倒木と巨石が滝壺に沈んでいることである。この滝壺の右側の崖はオーバーハング気味にせり出して荒々しく、滝と滝壺と岩壁の組み合わせの妙が素晴らしい。
3段目滝壺から下流側を見ると、目の前には垂直な崖が連なり、狭く急峻な場所であることを感じさせる。
他の段の写真:
2段目と3段目
写真データ:(061029-1 No6)
2006.10.29
ミノルタα7
ミノルタAFズーム24〜105mmF3.5-4.5(D)
f=9.5
s=6秒
-1.0EV
CPL
三脚・レリーズ使用
フジクロームベルビア100
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