鎧滝
段瀑(2段)、落差約18m、徳島県勝浦郡勝浦町棚野
勝浦川の支流、大谷川に懸かる滝。
2段の段瀑で、落差は上段5m、下段13mほど。水量は普通で滝壺も両段に存在する。ただ下段滝壺から上段は見えない。左の写真は下段部である。
上段は、苔むした滑らかな急斜面の岩肌を急角度で流れ落ち、最後に岩に当たって広がりながら滝壺へ落ちている。
下段は最初の4mほどは滑らかな岩肌を滑り落ちるが、その後は幅を広げながらゴツゴツした岩の斜面を跳ね落ち流れている。岩を跳ね、かつナメながら流れる姿は荒々しくも美しい。
さほど大きな滝ではないが、優美な滝と感じた。なお滝に向かって右側からも細流が流れ込んでいるが、これは別沢ではなく、滝の上流部で分かれた流れが、回り込んで来ているものである。
鎧に関するいわれでもありそうであるが、滝の名の由来に関しては不明である。
他の段の写真:
上段
写真データ:(060514-1 No11)
2006.5.14
ミノルタα7
シグマAF17〜35mmF2.8-4EX
f=9.5
s=1.5秒
+0.5EV
CPL
三脚・レリーズ使用
フジクロームベルビア100F
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