ゴオの滝
直瀑、落差約30m、徳島県勝浦郡勝浦町三渓
勝浦川の支流、婆羅尾(ばらお)谷に注ぎ込むゴオの谷にかかる滝。
滝口から落ちた水は真っ直ぐ25mほど落ち、その後、岩肌の上を斜めに滑り落ちる。
水量は普通で滝壷もある。
落差のある立派な直瀑であるが、規模に比べて水量が少ないのが残念である。
なおこの滝は裏見の滝になっており、流身を裏側から眺めることが出来る。
滝に向かって右側、滝壷から高さ7mほどを登った所に広さ2畳ほどの岩屋がある。
地元の方の話では、かつて近隣に住む信仰深い人が行をおこなっていたそうだ。
この滝は行場なのかもしれない。
滝の名の由来であるが、冬に滝が凍ったあと、それがとける時の音が5つの素晴らしい音色に聞こえた事からと言われている。そのため最初は「五音の滝」と呼ばれ、それがなまってゴオの滝と呼ばれるようになったそうだ。
付近の滝:
ゴオの滝下の滝
写真データ:(020714-3 No16)
2002.7.14
ミノルタα7
シグマAF17〜35mmF2.8-4EX
f=19
s=3秒
-0.5EV
CPL
三脚・レリーズ使用
フジクロームベルビア
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