シンニョウ滝
斜瀑、落差約15m、徳島県名西郡神山町神領
鮎喰川の支流、上角谷(うえつのだに)に注ぎ込むシンニョウ谷に懸かる滝。
急角度を一直線に落ちる美しい滝で、水量は普通、滝壺もある。ただし滝壺は浅い。
滝を取り囲む3方向が崖であり、その狭い空間に鋭角的な角度で白い流身が落ちる様は美しい。水量が多い時は水しぶきで撮影が大変であろう。なお水の落下地点には大岩が1つ転がっている。
「シンニョウ」とは変わった呼び名であるが、漢字で書くと「新甫生」あるいは「新丹生」のどちらかだと思われる。個人的には近辺に通称、丹生山(におやま)と呼ばれる山があることから、新丹生と書く可能性が強いと思っている。
また地元の一部の人は、この滝を人の名前のついた別名で呼びことがあるらしいが、詳細は未調査である。
シンニョウ谷の1つ西側の谷は次郎谷といって、その上流に昔、次郎銅山があったことで知られている。
付近の滝:
シンニョウ滝左の滝
写真データ:(061029-1 No28)
2006.11.5
ミノルタα7
シグマAF17〜35mmF2.8-4EX
f=13
s=2秒
CPL
三脚・レリーズ使用
フジクロームベルビア100
<徳島の滝一覧に戻る>