三滝の写真
三滝


段瀑(3段)、落差約20m、徳島県名西郡神山町神領

鮎喰川の支流、上角谷(うえつのだに)に注ぎ込む谷に懸かる滝。
3段の段瀑で落差は上から9m、4m、3mの計20mほどである。正確に言えば、上段と中段の間に落差2mほどの小段があり4段という事もできる。水量は普通で上段と下段には滝壺があることを確認した。

荒れた谷を落ちる滝で杉林の脇に懸かる。滝は岩谷を穿ち、U字型に深く削っている。全体の姿は段瀑らしい段瀑である。各段はそれぞれ垂直にちかい斜瀑で真っ直ぐ下に落ちる。ただし各段は左右にずれて配置されている。

滝のある岩壁はなかなか荒々しい。薄暗い谷と相まって何か得体の知れない不気味な美しさがある。

なお上段は林道から真下に見えるが、そこから覗くと上段部分が半円柱状に両側の岩壁を丸く穿ち、またその表面が滑らかであることが見て取れ、なかなか美しい。

三滝(みたき)の名の由来は、3つの小さな滝が連続している事から付けられたそうだ。


付近の滝:
三滝上の滝

写真データ:(061112-1 No12)
2006.11.12 ミノルタα7 ミノルタAFズーム24〜105mmF3.5-4.5(D) f=9.5 s=4秒 -1.0EV CPL 三脚・レリーズ使用 フジクロームベルビア100


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