御来光の滝の写真
御来光の滝


段瀑(2段)、落差約17m、徳島県名西郡神山町下分

鮎喰川の支流、水舟谷の最上流部にかかる滝。
2段の段瀑であり上段約8m、下段9mほど。 水量はやや少な目で滝壺はない。

杉林と崖の間の暗い中を落ちる滝で、水量も少なくすこし寂しい感じがする。 「名西郡下分上山村史」によれば、かつてこの滝で弘法大師がたびたび水浴したが、水があたかも温湯のようだったので「風呂の谷」と呼ばれたそうである。 そのころから水量は少なかったのだろう。

この滝の名前も弘法大師に由来している。 正午から午後2時の間は滝の水に日光が映えて美しい虹が出来るが、それを村民が大師の光徳と仰ぎ、「御来光の滝」と呼ぶようになったとのことである。

写真データ:(010503-1 No2)
2001.5.3 ミノルタα7 シグマAF17〜35mmF2.8-4EX f=5.6 s=4秒 -0.5EV CPL 三脚・レリーズ使用 フジクロームベルビア


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