尼返しの滝
斜瀑、落差約40m、徳島県名西郡神山町下分
鮎喰川の支流、左右内谷川に注ぎ込む小谷に懸かる滝。
険しい岩壁の間を流れ落ちる滝で、水量は少なく、水は左右内谷川に直接落ちている。
水量が少ないので滝自体の魅力には欠けるのだが、滝の懸かっている岩壁は険しく迫力がある。
「名西郡下分上山村史」によれば『高さ四拾丈岩壁峙立恰も石門の如し瀑布は嶄巖に擁せられ仰視せば慄然たり瀧壺の深さ二丈餘と算せらる。』とあり、この岩壁の表現には頷けるものがある。
滝水は正面から見ると、数mほど垂直に伝い落ちたあと左に向きを変え、岩壁の上を斜めに伝い降りている。なお地元の方の話に寄れば、水害で滝口が崩れおち、かつての面影はなくなったそうである。
付近の滝:
尼返しの滝左の滝
写真データ:(041017-1 No17)
2004.10.17
ミノルタα7
ミノルタAFズーム24〜105mmF3.5-4.5(D)
f=11
s=4秒
-0.5EV
CPL
三脚・レリーズ使用
フジクロームベルビア100
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