七人渕
直瀑、落差約7m、徳島県勝浦郡上勝町福原
勝浦川に注ぎ込む小さな谷に懸かる滝。
滝の両側は岩壁でゴルジュの奥にある滝である。
水量は普通で、滝壺もある。
岩壁に取り囲まれているため、滝壺付近は昼なお暗い。
その暗い滝壺に立つと圧迫感があり、一種異様な雰囲気を持つ滝であることがわかる。
暗い中を白い滝が淡々と落ちているのは不気味ですらある。
滝口のすぐ横を車道が走っているが、そのためゴミがあり、滝口にもレール状の人工物があるのが残念である。
七人渕には、昔、この滝へ七人切り殺されて投げ込まれたという話や、年貢集めに大金を持っていった人が悪人のため金を奪われ切り殺されたという話が伝わっている(上勝町誌)。
写真データ:(011014-2 No20)
2001.10.14
ミノルタα7
シグマAF17〜35mmF2.8-4EX
f=5.6
s=8秒
+0.5EV
CPL
三脚・レリーズ使用
フジクロームベルビア
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