二斗五升の滝(仮称)
段瀑(3段)、落差約30m、徳島県勝浦郡上勝町生実
勝浦川に注ぐ支流に懸かる滝。
剣山スーパー林道から、川の対岸に見ることができる。
滝は大きく3段に分かれ、上段14m、中段6m、下段7mほどの落差がある。水量はやや多めで直接勝浦川に注ぎ込んでいる。左の写真は、上段と中段部である。
上段は直瀑に近い斜瀑で滝壺もある。滝口付近の岩盤はU字型にえぐれ、古くからある滝であることを感じさせる。上段の滝に向かって右側には細い別の流れがある。
中段はさらに細かく3段に別れており、上から落差1m、2m、3mほどである。2mの段の滝壺はまさに壺状であり、3mの段の滝壺は両岸を深くえぐっている。下段はほぼ直瀑状に落ちている。
なお滝の名前はすぐ近くにある砂防ダムの名前「二斗五升ダム」から採ったが、正確な名前はわかっていない。二斗五升については林道脇に設置されている小さな看板に説明があり、「二斗五升 : 筏が渕に消えた二斗五升の酒樽を投入すると空樽と筏が浮上した」と書いてあった。
他の段の写真:
上段、
上段(右側の流れと共に)、
下段
写真データ:(051127-2 No8)
2005.11.27
ミノルタα7
ミノルタAFズーム24〜105mmF3.5-4.5(D)
f=9.5
s=4秒
-0.5EV
CPL
三脚・レリーズ使用
フジクロームベルビア100
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