犬の尻滝の写真
犬の尻滝


斜瀑、落差約5m、徳島県勝浦郡上勝町生実

勝浦川の支流、野々西谷にある滝。百間滝の上流130m程の場所に懸かる。 水量は普通で滝壺は犬の尻淵と呼ばれている。

一条に水を落とす小さな滝ではあるが、滝壺とそれを取り囲む岩々がすばらしい。淵は直径5mほどなのだが、深さはかなり深く水深5m以上はあるであろう。淵の色は深い青色で、それに日が差し込むと淵の底が白く揺らいで、幻想的な光景を作り出す。

淵を取り囲む岩は赤茶けた色を呈しており独特な雰囲気を持つ。 滝の懸かる岩壁は凹型状にくぼんでおり、まるで大きな犬の尻のスタンプを押したごとくである。

滝口から滝を形成する赤茶けた岩を眺めると、所々に緑の苔が生え、その底を白い流身が滑り落ちていく様が美しい。

写真データ:(050807-1 No13)
2005.8.7 ミノルタα7 ミノルタAFズーム24〜105mmF3.5-4.5(D) f=8 s=6秒 CPL 三脚・レリーズ使用 フジクロームベルビア100


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