弁天淵
斜瀑、落差約5m
八間滝の下流150mほどの場所にある淵。
淵に流れ込む部分が高さ5mほどの滝となっている。
淵は直径3〜4mほどで小さいが、甌穴状で深さはかなりありそうである。
「上勝町部落小史」(昭和50年9月27日発行)によると、弁天淵の名前の由来は以下の通りである。
「辨天淵の由来
葛又の辨天神社はもと大栗の下神明神社の北旭川の南岸添いに蛇渕と云う渕があった。
昔ある日釣り人が釣に行くと美しい女の人が幻の如く現れ、我はこの渕の主であるがこの渕へは川上より汚き物が流れこみここに入られないので葛又の清らかな所へ辨天として祠ってもらいたいと云い終わるとかき消す如く姿が見えなくなったとの事である。
そこで田野々上分の氏子の人々により葛又の今の辨天渕の処へ移転勧請したと云う。文政七年のことである。」
いまも淵の横の岩の上には弁天さんが祀られている。
写真データ:(020104-1 No24)
2002.1.4
ミノルタα7
ミノルタAFズーム24〜105mmF3.5-4.5(D)
f=8
s=4秒
CPL
三脚・レリーズ使用
フジクロームベルビア
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