猪野谷滝
直瀑、落差約12m、徳島県板野郡上板町神宅
宮川内谷の支流、大山谷川にかかる滝。
猪野谷滝と書いて「いのやだき」もしくは「いのたにだき」と読む。
普段は水はほとんど流れておらず、大雨後にのみ姿を現す滝である。
左の写真は大雨が続いた直後に撮影したもので、水量の多い珍しい姿を見せてくれている。
滝口は幅1mぐらいだが滝の上部から2,3mほど下の部分で滝の両側がU字型に大きくえぐれたようになっている。
この谷は普段は涸れているがいったん大雨になると一気に水が増し多くの石を下流に流し、そのため岩もえぐられるのだろう。
滝壺も石で埋まっていた。
なお大山谷川は以前、盗人谷と呼ばれていた。
その盗人谷の名の由来は、「農耕上で水の必要なときには水が無いのに、
大雨になると氾濫して農作物に被害を与え、収穫物を台無しにしてしまう」
ことから名付けられたものらしい。
普段の写真:
普段の猪野谷滝
付近の滝:
猪野谷滝下1の滝、
猪野谷滝下2の滝、
不動の滝
写真データ:(000917-1 No23)
2000.9.17
ミノルタα507si
AFズーム28〜105mmF3.5-4.5
f=オート
s=1/2
+0.5EV
CPL
三脚・レリーズ使用
フジクロームプロビアF100
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