不動滝(釣鐘滝)
斜瀑、落差約14m、徳島県三好郡井川町井内
吉野川の支流、井内谷川に懸かる滝。
水量はやや少なめで滝壺は非常に小さい。
流れは最初に斜面を落差3mほど伝い降りた後、くの字に向きを変えて約10mを真っ直ぐに落ちている。
滝の下はガレ場となっており、崖崩れの跡と思われる。
ガレ場から所々、昔の滝の名残と思われる岩肌が顔を覗かせている。
崖崩れが起こる前は、このガレ場も渓流瀑として滝の一部となっていたのであろう。
そうだとすれば合計で30mを越える滝となっていたと思われる。
谷を隔てて滝の反対側には中多比不動堂があり、それがこの滝の名前の由来であろう。
またこの滝はかつて釣鐘滝とも呼ばれていたそうである。
崖崩れが起きる前は、流れがまるで釣鐘のように見えたのでそのように名付けられたとのこと。
なお、この谷のずっと上流には有名な多美の御来光の滝がある。
写真データ:(030114-1 No7)
2003.1.14
ミノルタα7
シグマAF17〜35mmF2.8-4EX
f=16
s=0.7秒
CPL
三脚・レリーズ使用
フジクロームベルビア
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