牛とり淵
段瀑(2段)、落差約15m、徳島県美馬郡一宇村大宗
貞光川の支流、片川ににそそぎ込む古見谷にかかる滝。
滝は2段の段瀑で、落差は上段4m、下段11mほど。
水量はやや少な目で、滝壺は牛とり淵と呼ばれる小さな淵となっている。
各段は斜瀑状になっており、水が岩肌の上を滑るように落ちている。
特に上段は滑り落ちるという表現がピッタリである。
滝壺は今は大分埋まってしまっており水深も浅い。
淵の直径は4m程度であろうか。
淵の名前の由来は、昔、この滝壺で牛に水を飲ませていたところ、何者かに牛がずるずると滝壺に引きずり込まれ、浮かんでこなかったことによるそうである。
現在は回りは杉林となっており、昼なお薄暗い場所である。
写真データ:(020616-1 No18)
2002.6.16
ミノルタα7
ミノルタAFズーム24〜105mmF3.5-4.5(D)
f=8
s=10秒
CPL
三脚・レリーズ使用
フジクロームベルビア
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