とどろの滝
段瀑(2段)、落差約30m、徳島県美馬郡一宇村久蔭
貞光川の支流、久藪谷川の支流に懸かる滝。
滝は2段の段瀑で落差は上段約20m、下段10mほど。
水量はやや少なめであるが滝壺はある。
水は滝の上段の突き出た岩の上から落ちはじめ、そのまま岩壁を離れて垂直に落下している。
そして10mほど落下したあと斜めになった岩壁に当たり、そのまま岩壁を伝い降りて下段へと通じている。
下段はほぼ垂直に近い岩壁の上をまっすぐに伝い降りている。
両段をあわせてみると、なかなか滝らしい形状で美しい。
滝壺は直径10mの半円形で水深は浅い。
しかしこの付近の地形の厳しさを考えれば、この程度の広さを持った水平の土地があるということは、広い滝壺を持つと記録した一宇村史の記述も頷ける。
なお向かって滝上段左側にある岩壁は、層状にはがれそうになっている。
隙間は10cm間隔でパックリと空き危険であるので、上段までは近づかない方がよいだろう。
写真データ:(030427-3 No35)
2003.5.4
ミノルタα7
シグマAF17〜35mmF2.8-4EX
f=11
s=4秒
-0.5EV
CPL
三脚・レリーズ使用
フジクロームベルビア
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