中の滝
分岐瀑、落差約5m
大タビの下流400mほどの場所に懸かる滝。吉五滝とも呼ばれる。
水量は普通で滝壺は神秘的な淵となっている。
水は斜めになった岩盤の上をほぼ並行に2条に落ちる。
滝壺はやや広めで幅は約5m長さは8mぐらいであろうか。
深さもかなりありそうで、透明なエメラルドグリーンの水をたたえていた。
滝壺の左岸は深く掘れて岩屋状になっており、その中は暗く不気味である。
滝壺から流れ出た水は、すぐに別の淵へと流れ込んでいる。この淵もなかなか良い雰囲気を持っている。形状は半径7m中心角120度の扇形で、注ぎ口がその扇形の中心である。
そして面白いことに、その注ぎ口の上を谷の左岸側から張り出した巨石が覆っている。この巨石は右岸の岩とつながって、小さいながらも石の橋となり、濡れずに対岸へ渡ることができる。
この淵は注ぎ口の真下が最も深く、深さもかなりありそうである。
エメラルドグリーンの淵底に見える岩は恐ろしげでもあった。
写真データ:(041128-1 No15)
2004.11.28
ミノルタα7
ミノルタAFズーム24〜105mmF3.5-4.5(D)
f=8
s=3秒
+0.5EV
CPL
三脚・レリーズ使用
フジクロームベルビア100
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