オオタビ
段瀑(2段)、落差約50m、徳島県美馬郡穴吹町古宮
穴吹川の支流、鍵掛谷に懸かる滝。
2段の段瀑で、落差は上段40m弱、下段10m強の計50mほどの大滝である。
水量は普通で滝壺もある。
上段は真っ直ぐに水を落とす直瀑である。太い流れが1つとその他の細い流れがいくつか滝口から落ちている。流身の背後の崖が水で濡れていないため、上段は落差の割に雑然とした雰囲気を感じる。
下段は2条に分かれ、傾斜の急な岩肌を滝壺へと滑り落ちている。
なかなかの大滝であるので緑濃き頃の水量豊かな姿を見てみたい。ただ滝へのまともな道がないのが残念である。滝へ行く際はウェーダーを準備すると良いだろう。
滝の名前であるがタビは滝という意味の方言であるので、オオタビとは大きな滝を意味していると考えられる。またこの滝はタカタビあるいはオオジモの滝とよばれることもあるようだ。オオジモの滝は穴吹町誌に載っていたものだが、鍵掛集落の方の多くはこの滝をオオタビと呼んでいたので、それにならいここではオオタビを採用している。
写真データ:(021215-1 No2)
2002.12.15
ミノルタα7
ミノルタAFズーム24〜105mmF3.5-4.5(D)
f=8
s=8秒
CPL
三脚・レリーズ使用
フジクロームベルビア
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