湯屋の滝
直瀑、落差約7m、徳島県那賀郡相生町竹ヶ谷
那賀川の支流、紅葉川にそそぎ込む樫谷に懸かる滝。
県道からほど近くにある滝で、道路から十分に眺められる。
水量は普通で滝壺もある。
取り立てて特徴のない滝ではあるが、滝壺にある岩が何か動物の背中のように見えおもしろい。
そういえば、昔、湯屋の滝には大蛇が棲んでいて、上流の轟の滝へ通っていたという言い伝えがある。
滝の回りの崖はやや生彩を欠いている。
たた滝に向かって右側の崖に裂け目があり、その中に石仏が安置されている。
また滝の左手には少し離れてお堂らしき物があり、
その回りには古びた石仏も幾つか立っている。
かつてから信仰の対象になっていた滝であろうか。
滝の左下方に硫黄を含んだ鉱水が湧き出ており、湯屋があったとも言われている。
滝の名の由来もそれにちなんだものかも知れない。
写真データ:(010923-1 No16)
2001.9.23
ミノルタα7
ミノルタAFズーム24〜105mmF3.5-4.5(D)
f=9.5
s=3秒
CPL
三脚・レリーズ使用
フジクロームベルビア
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