轟の滝
渓流瀑、落差約30m、徳島県那賀郡相生町竹ヶ谷
那賀川の支流、紅葉川にそそぎ込む樫谷の上流に懸かる滝。
巨大な一枚岩の上を滑るように流れていく滝である。
水量は普通で滝壺もある。
滝のそばまで行って仰ぎ見ると、はるか遠くから水が伝うように流れ落ちてくる様子は圧巻である。
渓流瀑でも、この傾斜と高さを持つと、迫力をひしひしと感じる。
水の流れる岩肌はやや赤みを帯び、不思議な模様を浮かび上がらせている。
それがまた生物的要素を感じさせ、この滝の不気味さを増しているのかも知れない。
昔、下流にある湯屋の滝に住む大蛇が、この轟の滝へ通っていたという言い伝えがある。
写真データ:(010923-2 No1)
2001.9.23
ミノルタα7
シグマAF17〜35mmF2.8-4EX
f=9.5
s=3秒
CPL
三脚・レリーズ使用
フジクロームベルビア
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