八汐滝
段瀑(2段)、落差約30m、島根県飯石郡掛合町
斐伊川の支流、三刀屋川にそそぎ込む民谷川にかかる滝。
この付近の渓谷には八つの滝があり、それらを総称して八重滝と呼んでいる。
八重滝は少し離れたところにある龍頭ヶ滝とともに日本の滝100選に選ばれている。
八汐滝は八重滝の中でもっとも奥に位置する滝で、
また八重滝中で最大の滝でもある。
水量は豊富で2段の段瀑それぞれに滝壺を持っている。
上段の方は横に広がって、岩壁を覆う幕のようになりながら落下する。
下段の滝は緩やかな岩盤の上を豪快に流れ落ちる。
八汐滝に至るまでの渓谷沿いには遊歩道が設置されている。
ただこの渓谷はくすみが目立つため、渓谷美は期待しない方がよい。
ちなみに八つの滝とは、川下から順に猿飛滝、滝尻滝、紅葉滝、河鹿滝、姥滝、姫滝、
八汐滝(一の滝、二の滝)である。
アプローチ:
国道54号線を掛合町へ向かう。
道の駅掛合の里からおおよそ7kmほど南に進んだ地点に、
八重滝の看板が立っている。
それに従い脇道へ入り数百m進むと、道路左手に駐車場が現れる。
そこに車を止めて、あとはそこから始まる遊歩道を歩いて進む。
駐車場から八汐滝まで1100mである。
写真データ:(980427-3 No16)
1998.4.27
ミノルタα507si
AFアポテレズーム100〜300mmF4.5-5.6
f=オート
s=1/2秒
+1.0EV
CPL
三脚・レリーズ使用
フジクロームベルビア
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