大荒の滝
段瀑(3段)、落差約40m、高知県香美郡香北町
物部川の支流、久保川の上流にある滝。
水量の多い滝である。
3段の段瀑であるが、一番奥の滝と手前の2つの滝の間はやや距離が離れているので、
奥の滝を1つの滝とし、手前2つを2段瀑と数えても良いと思う。
滝に至る遊歩道を歩くと終点間近で鉄筋の小さな橋を通る。
この橋が大荒かずら橋に代わる新しい橋である。
元の大荒かずら橋はすぐその上にあるが、老朽化が進み現在は通行止めになっている。
その大荒かずら橋付近から見た滝の姿が左の写真である。まことに美しい風景である。
一番奥に見える滝は直瀑の落差30m以上はあろうかという大滝で、
大荒かずら橋からさらに遊歩道を登っていけばその正面に立つことができる。
屋根付きの滝見台もあり、杉林の中から見るその滝の姿はとても美しい。
この滝から東へ一つ尾根を越えたところに、日本の滝100選に選ばれた轟の滝があるが、
個人的にはこの大荒れの滝の方が遙かに美しいと思う。
付近の滝:
つらら滝、
岩屋滝
アプローチ:
香北町中心部にある道の駅美良布から国道195号線を東へ向かう。
約5km走ると根須という場所で、川の対岸へ渡る道との分岐があるので左折し橋を渡る。
川を渡って県道217号線を川の上流方向に進むこと約1km、
梅久保の集落の少し先で大荒の滝への標識が現れる。
標識に従い左折し県道217号線に別れを告げる。
そこから細い車道を7kmほど登ると大荒の滝へ続く遊歩道の入り口に着く。
ここに車を止めて遊歩道を450m歩けば滝に着く。
遊歩道の入り口付近は、川沿に公園が広がっており車も10台ほど駐車可能である。
写真データ:(980705-3 No16)
1998.7.5
ミノルタα507si
AFズーム28〜105mmF3.5-4.5
f=オート
s=2秒
CPL
三脚・レリーズ使用
フジクロームベルビア
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