常清滝
段瀑(3段)、落差126m、広島県双三郡作木村
江の川の支流、作木川にそそぎ込む沢にある滝。
日本の滝100選に選ばれた名瀑である。
水量は普通で滝壺も小さいが、
126mの高さを分岐・統合を繰り返しながら落ちるその姿は、たとえようもなく美しい。
上段では直瀑気味に水を落とし、中段では岩に当たって幾重にも分岐を繰り返し、
下段にかけては渓流瀑のように斜面を駆けおりる。
特に中段の、岩と絡む水の流れは優美である。
なお3段にはそれぞれ名前が付けられており、上から荒波、白糸、玉水と呼ぶ。
最近この滝へ至る車道も改良され、滝付近の駐車場も整備された。
アプローチがより簡単になったので、一度訪れてみてはいかがだろうか。
アプローチ:
三次市から国道54号線を布野村へ向かう。
布野村で県道62号線(庄原作木線)に入り作木村へ進路を取る。
近年、県道62号線が大幅改良され便坂をトンネルでバイパスする新しい道路ができたので、
そちらの方を進むこと。
県道62号線に入って進むこと約8kmで、常清滝への標識がある場所に着く。
標識に従い左折すると、すぐに大きな駐車場が現れる。
ここに車を止め、あとは遊歩道を10分歩けば滝の下に着く。
滝の下からさらに50mほど歩道を登れば、屋根付きの滝見台へ到着する。
滝全体の姿を見るには滝見台から眺めた方がよい。
写真データ:(980427-2 No30)
1998.4.27
ミノルタα507si
AFズーム28〜105mmF3.5-4.5
f=オート
s=1秒
+0.5EV
CPL
三脚・レリーズ使用
フジクロームベルビア
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