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ぶばしゃっ! びゅるっ! びしゃ、びちゃっ! ぶぴゅしゃっ!

胸の谷間を蹂躙していた触手が、何の前触れもなくいきなり脈打った。

「んぶぅっ! ぶはっ、んぐっ、やめっ、んんぅ! んっく、ぶはぁっ! やめてぇっ!」

少女の顔面に、バケツ一杯分はあろうかという白濁液が叩きつけられる。

少女は顔を背けようともがくが、全身を触手に絡め取られ、身じろぎ程度しか出来ない。

「ぶほっ・・・いやぁ・・・息出来ないよぉ・・・んぶっ・・・んぐっ・・・」

むせ返りながら、少女は懸命に顔中に溢れ返る白濁液を飲み込む。

そうでもしないと、窒息してしまいそうだった。

飲み切れなかった生暖かな粘液が、顎を伝わり、首筋、そして胸元へと垂れ落ちていく。

引きちぎられた法衣が、少女の足元に絡み付いたまま、彼女の動きに合わせて揺れていた。

「ああ・・・ぬるぬるするぅ・・・ああんっ・・・顔中べとべとになっちゃった・・・はぁん」

嫌悪感は確実に、快感へと変化してきていた。

全身を白濁液にまみれさせ、少女は今だ体験したことのない快楽の中にあった。

(どうしてこんなことになっちゃったんだろう・・・?)

薄れ行く意識の中、少女はぼんやりと記憶の糸をたどる。

もうすぐ召還魔法の検定試験の日だった。

彼女にとって、一番苦手な科目である。何度も不合格になった科目だ。

今日も、講義の終了した後、いつも通り一人で練習しようとして、

魔道書を忘れてきたのを思い出し、寮の先輩のをちょっと無断で借りてきて・・・。

・・・それから、どうなったんだっけ・・・。

・・・ずぐちゅぶっ! ぐぷぅっ!

「んはぁっ! ・・・あ、あ、すご、すっごぉいっ! 太いよぉっ! 裂けちゃうっ!」

一体何本目だろうか。人間を遥かに上回る太さの男根が、少女の陰唇に挿入された。

少女の身体が、弓なりに仰け反る。

もうどれほどの時間、この快感に酔いしれてきたのだろう。

幾度となく中に放出された白濁液が逆流し、彼女の腹部に白い泉を作っていた。

「・・・あはぁっ! もっと、もっとぉっ! もっと気持ちよくしてぇっ!」

ずっく、じゅちゅっ、ぐっぷ、ぐぽっ、ずっぷ、ずっぷ、じゅっぷ・・・。

触手が彼女の膣内を蠢くたび、淫らな音が響く。

「あんっ! はぁんっ! 奥まで、奥まで届くぅっ! ごつごつ当たってるぅっ!」

もう、どうでもよかった。

今のこの快楽があれば、もう何もいらなかった。

「もっと・・・もっと犯して・・・精液だらけにしてぇ・・・めちゃくちゃに汚してぇ・・・」

魔道を志すだけあり、彼女だって性交はかなりの経験をつんできた。

まだ見習の彼女たちでも、月に一回は下界に降りて、適当な相手と行為を行う。

男の「精」を吸い出せなければ、魔術は使えないに等しいのだ。

実践術師には女性の魔道師、つまり魔女しかなれない所以である。

法衣が薄衣一枚というのも、このためである。

少女も、何度も下界に降りては男を漁ってきた。

一晩で数十人と乱交に及んだこともある。

だが、今体験しているこの快楽は、人間の男などとは比べ物にならなかった。

不意に、両腕を絡め取っていた触手の力が抜けた。

最初の頃の彼女なら、ここで逃げ出そうとしたに違いない。

だが、今の彼女には、自由になった両手の使い道は一つだった。

「あは・・・しごいてあげるね・・・」

少女の目の前でぶらぶらと揺れていた触手に、彼女は嬉しそうに手を伸ばす。

ぬちゃ・・・。

湿った音を立て、少女の白い指が触手に纏わりついた。

・・・じゅっ、じゅっぷ、じゅぷっ、じゅっぷ・・・。

どろりとした白濁液をすり込むかのように、少女の指が触手を愛撫する。

両手で一本ずつ、リズミカルに二本の男根をしごく少女。

「ねぇ・・・気持ちいいでしょ・・・早く出してぇ・・・精液どぴゅどぴゅって・・・」

まるで彼女の呼びかけに答えるかのように、少女の手の中で、触手が大きく膨れ上がった。

・・・びゅっ! びゅぴゅっ! どぴゅ、どっぴゅぅっ!

「きゃは、凄い勢い! ああん、とっても熱いよぉっ! もっとかけて、どばどば出してぇっ!」

顔、胸、腹、そして股間・・・。

常軌を逸した、凄まじいばかりの大量の白濁液が、少女の全身に浴びせ掛けられていく。

少女は恍惚とした表情で、どろりとした白い粘液を両手ですくい取る。

「んんっ・・・あはぁ・・・すごい・・・あたし、全身精液だらけになっちゃってるぅ・・・」

・・・ぴと・・・。

少女の下半身に、もう一本の触手があてがわれた。

「ああん、お尻にも入れたいの? いいよ、ぐりぐり突っこんでぇ・・・」

少女は淫らな仕草で腰を振る。

・・・ぐり、ぐぐっ・・・ぐぷ、ぐぷぷっ、ぐずぷぅっ!

「んあはぁんっ! お尻、お尻ぃっ! 入ってくる、太いのが、太いのがぁっ!」

少女は、もはや完全に快楽の虜だった。

二本の触手に二つの穴を塞がれたまま、自ら腰を振り続ける少女。

彼女が動くたび、二つの穴から卑猥な水音が、誰もいない施術室に響き渡る。

全身を伝わり落ちる白濁液が、床に描かれた魔方陣の上に白色の染みを作っていた。

「あ、あっ! 凄いの、奥まで届いてるのっ! ずんずんくるのぉっ!」

一本、また一本・・・。

施術室の暗闇の中から、新たな触手が姿を現す。

「ね、あなたたちも来て、あたしを犯してっ! めちゃくちゃに犯してぇっ!」

少女が闇に向かって手を差し伸べる。

その声を合図に、触手たちが一斉に、少女の身体に群がった。

あるものは胸の谷間に挟ませ、あるものは口を犯す。

「んっむぅ、んぐ、んぷ・・・んちゅ、ぷはっ、あむぅ・・・んんぅ・・・美味しい・・・」

ずっぷ、じゅちゅっ、ぐぷっ、ずぷっ、じゅっぷじゅっぷ・・・。

全身の穴という穴を犯され、愛撫できる部分で全て愛撫させられ、

あまった触手には全身を撫で回され、少女は触手の群れの中に埋もれたまま、

ただひたすら、終わりなき淫らな舞を踊り続ける。

「あふっ、そこ、そこがいいのぉっ! あ、すご、奥まで、ああんっ! んむぅ、んぶっ!」

触手の先端から、もはや固形と言っていいほど濃い白濁液が少女の身体中に迸り、

彼女の白い肌に、どろりとした糸を引き、床まで垂れ下がっていっていた。

「あたし、もう、もうだめ、イク、またイっちゃう・・・イクぅっっっっっ!」

・・・びゅぶばぁっ! どばっ! どびゅしゃっ! ぶしゃっ、びちゃぁっ!

「んはぁっ! 中で、一番奥で精液出てるぅっ! どばどば入ってくるのぉっ!」

何十回目かの少女の絶頂と共に、全ての触手が白濁液を撒き散らす。

施術室一面に、白い粘液が湯気を立てて飛び散っていった。

びゅっ! ごぶしゃっ! どびゅっ、びゅぴゅっ! びゅるっ! どぽっ!

「出てる、精液びゅるびゅる出てるっ! あたし、精液まみれなのぉっ! 凄いよぉっ!」

むせ返るような熱気の中、少女は白濁の海に沈んでいく。

「ああ・・・あたし・・・もう、だめ・・・気が・・・おかしく・・・なっちゃうよぉ・・・」

全身に降り注ぐ白濁液の、粘ついた感触を感じながら、少女の意識は闇へと落ちていった。

「まったく・・・本がないと思ったらこれだもの、ほんとにしょうがないわね・・・」

遠くから声が聞こえる。しばらくの間、少女は半ば夢の中だった。

「あら、目が覚めた? 大丈夫?」

急速に意識が回復する。少女は慌てて目をあけ、声の主を見た。

「・・・先輩・・・」

少女の目の前に、見慣れた姿があった。心配そうな表情で彼女の事を覗き込んでいる。

薄衣に包まれた豊かな胸が、悩ましげに揺れていた。

寮の同室の女性である。少女より三つほど年上のはずだ。

「もう、勝手に人の本持ち出しちゃだめでしょ。しかもあんなものまで呼び出して・・・」

「ご、ごめんなさい・・・」

俯く少女。ふと、周りを見回す。あの触手たちは、もうどこにもいなかった。

先輩が助けてくれたんだ・・・。

嬉しさと申し訳なさで、じわりと目元に涙を浮かべる少女。

「まだ、この本はあなたには早すぎるわ。制御どころか、逆に取り込まれかけてたじゃない」

「済みませんでした、先輩・・・あたし、あたしっ・・・」

身体中に撒き散らされた白濁液が、まだこびりついたまま生乾きになっている。

そっと指でなぞると、粘液は指先にぶらりと垂れ下がった。

まだ、あれからそれほど長い時間は経っていないようだった。

「ま、いいわ。今回は大目に見てあげる。・・・それにしても、あなたもあんな術に興味があるなんてねぇ」

思わず白濁液を拭う手を止め、少女が先輩に問い掛ける。

「あの、先輩? この本って、召還検定試験の参考書じゃなかったんですか?」

「え? 違うわよ。自慰用の召還獣の本よ」

「・・・は?」

先輩の言葉に、少女の目が点になる。

「だから、オナニーするのに使うんだってば。イかせちゃえばおしまいなんだけどね」

「じゃ、さっきあたしが呼び出したのがいなくなってるのは、先輩が・・・?」

確か、最終的には、触手の数は百本以上にはなったはずだった。

それをたった一人で、しかもこんな短時間に・・・?

そういえば、先輩の身体にも、どろりとした液がこびりついているのが見えた。

「あの程度の子達もイかせてあげられないんじゃ、まだまだよ、あなた」

「・・・はい・・・ぐすん・・・」

思わず涙ぐむ少女。やっぱりあたし、先輩にはちっともかなわないや・・・。

「さあ、それじゃ寮まで戻りましょ。部屋で、いつもみたいにゆっくり慰めてあげるから・・・」

「ぐすっ・・・おねぇさまぁ・・・」

先輩が悩ましげに囁く。彼女の豊満な胸に優しく抱きしめられ、甘い声を出す少女。

少女の快楽の宴は、まだ終わりを告げない・・・。