荒野の声 NO.129


ローマ法王の退位

 ローマ法王ベネディクト16世が退位する。読者はもちろんマラキの予言を思い出されるだろう。112代にわたるローマ法王を簡潔な数語で予言してそのほとんどが当たっている驚異的な人物である。ベネディクト16世は最後から二番目でこの後が最後の法王となる。

111.オリーブの栄光 Gloria olivae- ベネディクト16世(2005-)
 彼が襲名したベネディクトは聖ベネディクトゥスと結びつきが深い(ベネディクトゥスはオリーブの枝をシンボルとするベネディクト会の設立者である)。
(112?.)ローマ聖教会への極限の迫害の中で着座するだろう
 ローマびとペトロ 、彼は様々な苦難の中で羊たちを司牧するだろう。そして、7つの丘の町は崩壊し、恐るべき審判が人々に下る。終わり。

 今度の法王の名前はペテロである。(ラテン系ではペトロ、英語ならピーター)珍しく名前が明示されている。ローマ法王は本来はペテロの後継者という設定だからペテロという名前の法王がいるはすなのだが、この最後だけがペテロである。「終わり」というのがすごい。
 これによるとカトリック・バチカンは大きな迫害にあうことになる。イルミナティは最後の敵としてバチカンを破壊しようとするのだろう。いよいよ終わりのときが来た。
 ちなみにこのマラキは聖書のマラキ書の著者ではないので注意。ウイキペディアによると、
これは、1143年に即位した165代ローマ教皇ケレスティヌス2世以降の、112人(最後の予言の扱いによっては111人)の歴代教皇についての予言である。対立教皇10人を含むが、対立教皇インノケンティウス3世 と対立教皇ベネディクトゥス14世 (2人いたが2人とも)に対応する予言だけは存在しない。対象時期の教皇の中で、予言が存在しないのは彼らだけである。
一つ一つの予言はラテン語2 - 4語で表現しただけの極めて簡素なものであるが(112番目を除く)、その教皇の登位前の姓名、紋章(家紋を含む)、出自、性格、在位期間の歴史背景や特徴的な事件等のいずれか1つ(またはその組み合わせ)を意味しているとされる。信奉者の中には、複数の意味を織り込んだものもあると主張し、様々な意味を読み取ろうとする者もいる。
一部の終末論者は、同予言書では111番目に当たる、2005年4月に就任したベネディクト16世 の次の教皇の時にカトリック教会が崩壊すると解釈している。このため、彼らにとっては、「フォトンベルト」などと共に関心の対象となっている。
なお、終末までの歴代教皇を予言する、というモチーフは、1590年に現れた聖マラキの予言が初めてではない。中世には30枚の預言絵画からなる「全ての教皇に関する預言」(Vaticinia de summis pontificibus)が広く知られていた。
*聖マラキは1094年にアイルランドに生まれたカトリック教の実在の大司教です。予知能力や神秘的な力を持っており、数々の奇跡を起こしたと伝えられています。その聖マラキ神父が、165代教皇ケレスティヌス2世以降の歴代の教皇について予言したものが「教皇の予言」といわれるものです。実際に112人の教皇が記されていますが、なかには権力争いで対立し、後に教皇として認められなかった者も含まれると言います。但し、歴代の教皇は本名ではなく象徴で記されており、教皇ひとりひとりの特徴や就任した時代背景を表しています。
 この後、次の法王を決める選挙コンクラーベが始まるのだが、果たしてペテロという法王が誕生するだろうか。しばらく外電を注意していたい。

北朝鮮核実験の人工地震波形と
東日本大震災の地震波形比較

 早速、興味深い投稿が阿修羅ブログに出ている。恐らく地震研究者はとっくに人工地震と自然地震の区別はついているのだろう。
http://www.asyura2.com/12/warb10/msg/673.html
投稿者 日比谷地蔵 日時 2013 年 2 月 13 日 13:18:32: PuJxiF1v2zAf2
 下図の上は、気象庁が観測した北朝鮮の核実験の人工地震波形。
 下は2002年(平成14年)に北朝鮮で発生した自然地震の波形です。(気象庁提供)
 気象庁によると、12日午前11時57分ごろ、北朝鮮でマグニチュード(M)5・2の地震を観測した。地震津波監視課は「地震の波形からして自然の地震ではない可能性がある」として、データの分析を進めているという。 同課によると、北緯41・2度、東経129・3度の北朝鮮北東部が震源で、震源の深さは0キロとみられ、震源は海上ではないとみられる。
 自然地震の場合、観測する地震の波形は小刻みな揺れから大きな揺れに推移するが、地下核実験による震動は最初から振れ幅が大きいという。今回の波形は最初から大きな揺れを示したとみられる。
 平成21年5月に実施された前回の北朝鮮による核実験では、同様に北朝鮮北東部が震源で、推定Mは5・3と同程度だった。
ちなみに、以下は3.11の人工地震の波形です。

 北朝鮮の人工地震波形と同様、余震などの前兆がなく突然地震が起きています。
 NHKがお蔵入りさせた「サイエンスZERO」の東日本大震災動画を再アップします。 http://v.youku.com/v_show/id_XMzY0OTgxOTMy.html  タイムライン03:30〜08:00辺りが必見です。人工地震3連発の波形のことが説明されています。

日本は滅びない

 最近「死の淵を見た男」(PHP出版、門田隆将著)を読んだ。福島原発の所長で事故の収束にあたった吉田昌郎氏を中心とする東電福島原発のスタッフや自衛隊の人々の壮絶な戦いの記録である。
 地震と津波によって全電源が失われ、全く手の施しようの無い絶望的な状況の中から、本来は電動でする一つ一つの作業を手作業でやり、照明もモニターも無い真っ暗闇の中で、しかも、迫り来る放射線と爆発の危険の只中で必死に事態の収拾に当たる彼らの姿は驚嘆する他はない。もしそのままにして置くなら確実に日本の半分は人の住めないところとなり、数百万、数千万の人々が死んだであろう。それは彼らには痛いほどわかっていた。一時、東電の撤退と言う話が出てきたことがあったが、それは現地のスタッフたちには考えもつかないことだったらしい。彼らは初めから死を覚悟し、自己を犠牲とすることもいとわなかったのである。絶望すればお終いだった。
 私は考えた、もしこれがどこか他の国で起こったらどうだっただろうか。真っ先に逃げ出してしまったのではないだろうか。人類がかつて経験したことの無い巨大な怪物との戦いである。事はあまりにも重大で、方策はあまりにも貧弱だった。しかし、彼らは何とか食い止めたのである。本来なら福島を半径とする三〇〇`圏が無人地帯となるはずだった。しかし、ともかく三〇キロ圏で済んでいる。日本は彼らの犠牲と献身によって取りあえずは救われただ。一時、世界がFukusima50と将賛したのも無理もない。
 私は美しいと思った。神も彼らを手放しで放置しなかったのではないだろうか。いくつかの非常な幸運が助けたと言う話も聞いている。日本には、時々、このような自己を省みないで事に当たる人々が起こされる。不思議な国である。こんな人々がいる限り日本は滅びないと私は思った。

小生の新刊書について

 小生の7冊目の本がヒカルランド社より出版される見通しである。題名は一応「スカラー兵器大国ロシアがアメリカを撃破する!?」だが変わるかもしれない。内容は「アメリカ炎上」が90パーセント。すでにCDで読まれた方は改めて読む必要もないかもしれないが、本になるということはまた別の印象を受けるだろう。どうぞ大いに宣伝していただきたい。はっきりしたら改めてお知らせする。