荒野の声 NO.87


キリスト教は排他的、独善の宗教か

小沢一郎氏が「キリスト教は排他的、独善の宗教である」と言われたこと、その通りだと申し上げたい。そしてお聞きする、もし日本に天皇が二人も三人もいたらどうでしょうかと。天皇はお一人で無ければならないのではないですかと。もし二人も三人もいたら困ったことになりませんかと。富士山が三つも四つもあったら、今のように貴い山だろうか。
聖書の神は日本の神々のように部分々々を受け持つ限定的な能力者ではない。聖書の神は全能者(何でもできること。出来ないことはないこと。)である。全能と言うことは唯一であると言うことである。もし全能者が幾人もいたら、互いをどうすることも出来ないから、全能ではなくなる。
あなたはわたしのほかに、なにものをも神としてはならない。出エジプト20:3
神は唯一であり、神と人との間の仲保者もただひとりであって、それは人なるキリスト・イエスである。Tテモテ2:5
これは聖書の宗教の大原則であって、この点では妥協のしようはない。小沢氏の言葉はすでに古代ローマで語られたことである。その結果、大迫害が起こり、数万人のクリスチャンが殉教した。松脂を塗られて燃え上がるクリスチャンの明かりでローマの夜は明るくなったという。国家の支配者たる人の口から、このような言葉が発せられたら、我々はそれに続く迫害と殉教を意識する。それはクリスチャンの宿命であるから。
ただ、誤解していただきたくないのが、現今のアメリカの政府の政策がキリスト教精神に基づいているという偽りである。アメリカの上層部はサタニストであるから、キリスト教の評判を貶めるためにきちがい染みた政策を行っているだけのことである。
ユダヤ教もイスラム教も、またかつての神道も、「おぎゃあ」と生まれてくればその信徒である。しかし、キリスト教とは全く個人が自覚して選択する宗教である。この世にキリスト教の国家などというものはあり得ない。団体として存在しているものも、参加するのは自由であり、不参加も自由である。神の事柄に関しては絶対に妥協できないが、人間関係に関してはキリスト教精神とは次の言葉に代表される。
愛は寛容であり、愛は情深い。また、ねたむことをしない。愛は高ぶらない、誇らない。不作法をしない、自分の利益を求めない、いらだたない、恨みをいだかない。 不義を喜ばないで真理を喜ぶ。そして、すべてを忍び、すべてを信じ、すべてを望み、すべてを耐える。Tコリント13:4〜7

アヘン戦争としてのアフガニスタン

ジョン・コールマン氏は、アフガニスタンの戦闘は徹頭徹尾ケシの奪い合い、すなわちアヘン戦争なのだと言っている。要するにタリバンと米軍のケシの栽培地の奪い合いなのである。この戦闘にはアメリカの若い命が捧げられているが、それは世界の富豪たち、特にイギリス王室のあくなき貪欲のための犠牲であるという! アヘンは最も高い利益を生み出す金の卵を産む鶏なのだ。かつてイギリスは中国にアヘンを供給した。中国の民衆をアヘン中毒にしてぼろもうけした。それによってどれほど多くの中国人が犠牲になったことだろう。だから周恩来は、いつの日か、イギリス、アメリカの若者をアヘンのとりこにすると言った。そして、今やその通りになった。鳩山内閣はそのアフガニスタン支援に乗り出すと言う。
ところで中国でアヘンの密売の中心になったのが、China Inland Mission(中国奥地伝道団)だったと言うジョン・コールマン氏の指摘には、血が凍りついた。China Inland Missionと言えば、我々クリスチャンにとっては清らかな宣教師の模範ともいうべきハドソン・テーラーの名が思い浮かぶ、というより我々にとってChina Inland Mission=ハドソン・テーラーなのである。この人物は、伝えられるところでは純真無垢で、中国人として生き、多くの教会とクリスチャンを生んだ人として有名である。しかし、China Inland Missionは、その美談の影で、途方もない悪徳が行われていたと言う。China Inland Missionの伝道所はアヘンの供給基地だったという! 伝えられる清らかなハドソン・テーラー像は偽りなのだろうか? あまりにも美しい人間像はしばしば偽りの場合もある。そう言えば、アリゾナ・ワイルダー、シスコ・ホイーラーなどのように地名の後ろにxxerをつけるのはwitch特有の偽名でもあるようのだが。まさか、まさか・・・。
China Inland Missionに関してはジョン・コールマン氏は自信をもってそういうから間違いないのだろうが、ハドソン・テーラーに関しては信じられないし、信じたくないことである。ああ、サタンはいつもキリスト教の陰にあって働いている。

Last Trumpet Newsletter

11月号に関しては特に取り上げる必要も感じないので割愛する。また、少々、目が悪くなったので今後、翻訳してお送りすることは無くなるかもしれない。興味のある方は御自分で検索されたい。http://www.lasttrumpetministries.org

日本はアメリカと手を切るのか

沖縄問題で鳩山内閣が苦悩している。岡田氏や北澤氏のようにアメリカとの合意事項を守るべきなのか、それとも鳩山氏の大胆な発想が生かされていくのか。これは興味深い。
実は、多くの読者がご存知だと思うがジョン・コールマン氏は第三次世界大戦を、
アメリカ・イギリス・中国 vs  ロシア・ドイツ・日本
となるだろうと予測している。これは、到底ありえない図式だが、コールマン氏は、そんなことは百も承知でこの予測を書いているわけである。しかも、何度も書いている。彼がこのように書くのは何らかの裏づけがあってのことに違いない。彼には今でも世界的なスパイの友人たちがいるはずである。また、世界支配構造に精通している。  ロシアは残虐非道の共産主義革命と国家を経験して来た。我々は血も凍る話をいやと言うほど耳にしてきた。しかし、それはロシアの民衆と現政権は十分に熟知していることだろう。そして、そのような血の粛清と、混乱が誰によってもたらされたかも認識している。現在のロシアはかつてのソビエトではない。苦しみを通って学んだ国である。
 一方、第二次大戦後のアメリカがやってきたことは世界に戦争と暴虐を降り注いだことである。しかも、今のアメリカの政権の中枢はかつてのソビエトの政治中枢と同じ人々である。アメリカへの「思いやり予算」などという馬鹿げた名前の金をふんだくられているなら、いっそのことアメリカと手を切って、ロシアと手を結ぶべきではないのだろうか。
 デイヴィッド・メイヤー氏によれば、今アメリカの国家的な負債は、天文学的な数字、
$12.000.000,000,000、1,200,000,000,000,000円に達していると言う。仮にアメリカの人口を3億人とすると、国民一人当たりの負債額は4万ドル、400万円である。アメリカはすでに破綻している。それを助けているのが中国である。中国が手を引いた瞬間にアメリカは破産する。こうしてアメリカ・中国の連合は実現しつつある。イギリスは元々がアメリカの盟主だから言うに及ばない。アメリカにイラクの攻撃を命じたのはイギリスのサッチャーだったとコールマン氏は書いている。
 こうしてコールマン氏の予言の半分は予測可能となった。そして、前に書いたようにドイツはロシアと手を結びつつある。さて、日本はどこに行くのか。