荒野の声 NO.53

            人工地震続報

「みち」という情報紙*によれば四川の地震発生時、四川省の、省長、共産党書記、地震局長および9人の地震専門家は4月20日前後から家族連れで相次いでシンガポールに避難していたという! これは中国地震局の研究員が旱魃と地震、磁気嵐の関係の研究から5月8日の前後10日以内に震度7以上の地震があると予測していたからだという。そのために温 家宝が来たときに、これらの四川省トップは同行しなかったのだという。*文明地政学会発行 発行人藤原源太郎 編集人天童竺丸  170-0013東京都豊島区東池袋2-60-2-705  Tel 03―5951―2145

 これはおかしい。我々は地震予知がそれほど正確に出来るということは聞いていない。予知というより人工地震の連絡を受けていたという方が、ずっと理解できる。発生の10日前から一般市民からも四川省当局に問い合わせが殺到していたという。しかし、当局は5月9日にホームページ上に、そのうわさはデマであり決して信じないようにと告知したが発生後この文章は削除されたという。それでいて四川省のトップは避難していたのだ! これはどういうことなのか。また、今回の地震の直後に、アメリカが関与する人工的なものだという書き込みをインターネットにした人々17人が逮捕されたという。
 いったいどういうことなのだろう。考えられることは、中国指導層内部に亀裂があって、一方がイルミナティからの情報を受け取ることが出来るが、もう一方は出来ないということである。それとも一部に伝えられるように、厄介払いすべき民族を抹殺したかったのだろうか。まさか。
 整理してみよう。中国は地震兵器による攻撃を受けた。これが事実なら、中国軍はそれを知っているはずである。知らないとしたら、最新の軍事情報に極めて遅れていることになる。本来なら中国政府はこのことを宣言して、報復を宣言すべきなのだ。しかし、これは非常に微妙な問題である。誰が何の目的でやったのか。オリンピックつぶしにしてはあまりにも被害が大きい。中国の国家存続に関わるほどのもんだいである。四川省はレアメタルの宝庫であるという。ますます謎が深まるが、はっきりしていることは、四川大地震は人工地震だったということである。


義捐金感謝
 四川大地震の義捐金を感謝します。セカンドカミング関係では23,000円でした。私が主宰する「新川宣教師を支える会」の義捐金と合わせて550,000円を送金する予定です。


         食糧危機と石油危機

 今、もう一度聖書の黙示録の記事を読んでみよう。
 6:1 小羊がその七つの封印の一つを解いた時、わたしが見ていると、四つの生き物の一つが、雷のような声で「きたれ」と呼ぶのを聞いた。 6:2 そして見ていると、見よ、白い馬が出てきた。そして、それに乗っている者は、弓を手に持っており、また冠を与えられて、勝利の上にもなお勝利を得ようとして出かけた。 6:3 小羊が第二の封印を解いた時、第二の生き物が「きたれ」と言うのを、わたしは聞いた。 6:4 すると今度は、赤い馬が出てきた。そして、それに乗っている者は、人々が互に殺し合うようになるために、地上から平和を奪い取ることを許され、また、大きなつるぎを与えられた。
 6:5 また、第三の封印を解いた時、第三の生き物が「きたれ」と言うのを、わたしは聞いた。そこで見ていると、見よ、黒い馬が出てきた。そして、それに乗っている者は、はかりを手に持っていた。 6:6 すると、わたしは四つの生き物の間から出て来ると思われる声が、こう言うのを聞いた、「小麦一ますは一デナリ。大麦三ますも一デナリ。オリブ油とぶどう酒とを、そこなうな」。
 6:7 小羊が第四の封印を解いた時、第四の生き物が「きたれ」と言う声を、わたしは聞いた。 6:8 そこで見ていると、見よ、青白い馬が出てきた。そして、それに乗っている者の名は「死」と言い、それに黄泉が従っていた。彼らには、地の四分の一を支配する権威、および、つるぎと、ききんと、死と、地の獣らとによって人を殺す権威とが、与えられた。
 これは、いわゆる黙示録の4騎士といわれる有名な箇所である。何を意味するのかは想像をたくましくするしかないが、少なくとも前の二つ白い馬と赤い馬は軍事に関することである。白い馬の騎士の特徴は弓、すなわち飛び道具を持っていること、冠を与えられていることから、世界的な勢力を持っていることである。このことから、これはかつてのNATOを表すと言われてきた。特に、ICBMが表れたころはそう思われた。そうなれば当然、次の赤い馬は共産圏諸国を表すことになる。共産圏では多数の人間が殺されたし、共産主義の行くところ世界中で平和は失われた。それは大きなつるぎで身近なものを殺し続けた。
 第三の黒い馬の騎士はアフリカなどの南の地方で、ここの特徴は飢餓である。「小麦一ますは一デナリ。大麦三ますも一デナリ。オリブ油とぶどう酒とを、そこなうな」というのは、一デナリは約1万円であることから、穀物の高騰を意味している。オリブ油とぶどう酒は必ずしも必要不可欠な基幹食物ではないことから、ぜいたく品は豊富にあるという意味といわれる。
 青白い馬の騎士は、その名を死という。そして地の4分の1を支配するという。現在、中国は人口1億3千万人、世界総人口60億のほぼ4分の1である。文化大革命では3千万人が殺されたというからつるぎと、ききんと、死というのは当たっているかもしれない。しかし、地の獣で人を殺すというのは判らない。これは地震などの自然災害を表す言葉なのかもしれない。
 以上は一つの見方なのだが、一応それらしいとも思える。これは終末の始まりなのだが、そこにあるものは戦争と死と飢餓、そしてアンバランスな経済である。まさに現在進行中の世界情勢そのものではないか。次にはもっと恐ろしい未来が書かれている。
6:9 小羊が第五の封印を解いた時、神の言のゆえに、また、そのあかしを立てたために、殺された人々の霊魂が、祭壇の下にいるのを、わたしは見た。 6:10 彼らは大声で叫んで言った、「聖なる、まことなる主よ。いつまであなたは、さばくことをなさらず、また地に住む者に対して、わたしたちの血の報復をなさらないのですか」。 6:11 すると、彼らのひとりびとりに白い衣が与えられ、それから、「かれらと同じく殺されようとする僕仲間や兄弟たちの数が満ちるまで、もうしばらくの間、休んでいるように」と言い渡された。 6:12 小羊が第六の封印を解いた時、わたしが見ていると、大地震が起って、太陽は毛織の荒布のように黒くなり、月は全面、血のようになり、 6:13 天の星は、いちじくのまだ青い実が大風に揺られて振り落されるように、地に落ちた。 6:14 天は巻物が巻かれるように消えていき、すべての山と島とはその場所から移されてしまった。 6:15 地の王たち、高官、千卒長、富める者、勇者、奴隷、自由人らはみな、ほら穴や山の岩かげに、身をかくした。 6:16 そして、山と岩とにむかって言った、「さあ、われわれをおおって、御座にいますかたの御顔と小羊の怒りとから、かくまってくれ。 6:17 御怒りの大いなる日が、すでにきたのだ。だれが、その前に立つことができようか」。
 この5番と6番の封印には馬と騎士は出てこない。5番目では信仰のゆえに殺されたキリスト教徒の叫びが書かれている。近代になって、フリーメーソン・イルミナティの活動によるフランス革命、ロシア革命、中国共産党、ナチスドイツなどによって殺されたキリスト教徒の数は膨大なものである。これらのターゲットはまずキリスト教徒であったからだ。これは私が訳したウオンブランド師の「マルクスとサタン」を読むと良くわかる。しかし、世界でまだキリスト教徒の血が流されていない地域がある。それは歴史上最もキリスト教が栄えた国アメリカである。
「かれらと同じく殺されようとする僕仲間や兄弟たちの数が満ちるまで、もうしばらくの間、休んでいるように」とはこの国に起こるキリスト教の大迫害を意味しているのではなかろうか。オバマはイスラム教徒でイスラム教はキリスト教徒を殺せといっている。ヒラリーは見ても判るように最高位のサタニスト女性司祭である。マッケインでも同じことでサタニストであるから、アメリカのクリスチャンの命は風前の灯であろう。ということはこの黙示録の時間的な位置関係は、正に現在そのものと言えるように思う。この後は、核戦争と思われる壮絶な場面が続く。
 どうも明るい未来を語れなくて申し訳ないのだが、私は人間には期待していない。

 さて、食糧危機だが、日本がどうして食料を他国から輸入しなければならないのだろう。日本はどこでも耕作できる、まれにみる沃土の国なのである。中国の耕作地とほぼ同じと聞いた覚えもある。米あまりで、休耕田が広がっている。とうもろこしが無ければ作ったらいいではないか。豆腐屋が大豆の高騰で困っているなら、自分で大豆を作ればいいではないか。農業というものは毎日毎日やらなければならないものではない。特に単作ならそうだ。パン屋が小麦が無ければ作ればいいではないか。どうして他人任せでいるのだろうか。
 また石油にしても、日本近海の天然ガスの開発はなぜか政府が許可しないできた。ここに来て中国がどんどん開発している。歴代日本政府の考えがさっぱりわからない。


日本側は試掘示唆 中国側は「軍艦出す」
                             東シナ海ガス田開発

               2007.11.16 23:08 このニュースのトピックス:中国
 東シナ海ガス田開発をめぐる日中共同開発案について、日本政府は、中国側が「白樺」(中国名・春暁)ガス田を含めた日中中間線にまたがる海域での共同開発に応じるのであれば、中間線の日本側の一部での共同開発を認めることを打診していたことが16日、分かった。14日の局長級で中国側に明言した。協議ではまた、日本側が協議の停滞を理由に試掘を示唆した際、中国側が「そうなれば(中国海軍は)軍艦を出す」と発言していたことも新たに判明した。

東シナ海ガス田が奪われる日 中川昭一(衆議院議員・自民党
2008年2月12日 VOICE
 日本政府の不作為 今回、両国の懸案事項になっている東シナ海のガス田開発問題では、福田総理と温首相の会談で、早期の解決策を見出すことで一致が見られたが、具体策は決まらなかった。現在の日中関係を考えるうえでこの問題は最も気を配るべきもので、容易に決着がつかないのは当然だ。しかしわれわれはもう一度、この問題について、認識を深くしておくべきだろう。
  昨年秋、私がガス田を視察した際にも、中国は「白樺(中国名春暁)」の開発を着々と進めており、「楠(中国名断橋)」近くの八角亭でも、採掘が始まっていた。
  日中の排他的経済水域(EEZ)の中間線近くで中国が勝手に採掘することについて、単純に「中国が悪い」というつもりはない。中国でも、アメリカでも、どの国でも、自分の国益を考えて行動するのは当然の原理である。そこに天然資源が眠っているのならば、なおさら簡単に譲るはずがなかろう。
  責められるべきは日本側の態度で、問題を何十年も放置してきた結果、土俵際まで追い詰められてしまった。国際法上、本来なら日本の主権の及ぶ海陸空を相手の自由に任せていたのだから、「日本は開発する気がない」と思われても無理はない。日中中間線をまたぐ海域の共同開発を日本が提案しても、中間線の日本側海域のみでの共同開発を中国が主張するという擦れ違いをつくってしまったのは、わが国の責任である。