荒野の声 No.31

「イスラエル抹消」発言の感覚

本気なのか、それともやらせなのか。イラン大統領の「イスラエル抹消」発言は、あまりにもストレートなので唖然とした。これでは「イランを叩いて良いぞ」というお墨付きを与えたようなものではないか。もちろんその気持ちはわかるが、本気かよ…と言いたくなる。これで、アメリカとイスラエルがその気になればいつでもイランを叩く口実はできた。

尤も、イラクに手こずっているブッシュがこれ以上人気を落とす決断をするとも思えないし、米軍の軍事力に余裕があるとは到底思えないのでもうしばらくは起こらないだろうと思うのだが。  以下に、インターネット阿修羅欄より勝手に引用する。

 [40993] イラン大統領の「イスラエル抹消」発言に欧米各国が反発

投稿者:BB  投稿日: 10/27 Thu 19:17:01 [ID:lsXcUc548TU] 2005.10.27 Web posted at: 16:46 JST-CNN/REUTERS/AP
ワシントン――イランのアハマディネジャド大統領が反イスラエル集会でイスラエルを「地図から抹消すべき」と発言したとの報道に、イスラエルや欧米各国が激しく反発している。米ホワイトハウスのマクレラン報道官は26日、アハマディネジャド大統領の発言について、「われわれがイランの政府について言い続けていたことを改めて裏付けるだけだ。イランの核開発に関するわれわれの懸念が強調された」と述べ、イランが国際社会の不安定要因だとの見方を示した。フランスのドストブラジ外相は、アハマディネジャド大統領の発言を報道で知ったとして、「もし発言が本当なら、受け入れがたいものだ。強く非難する。説明を求めるため、パリ駐在のイラン大使を呼んだ」と記者団に話した。仏外相はさらに「フランスにとって、イスラエルが存在する権利は議論すべきものではない。国連総会の決定によって誕生した国家だ。国際法は全ての国に適用される。イスラエルとパレスチナの対立を前提に、イスラエルが国家として存在するという基本的権利を争点にしてはならない」とイランを批判した。英外務省の報道官は、アハマディネジャド大統領の発言について「きわめて不穏当で不快」と批判。イスラエル北部ハデラで30人以上が死傷した自爆テロ攻撃に言及し、「(大統領が)称賛する暴力の、おぞましい現実の姿を、イスラエルで目の当たりにしたばかりだ」と非難した。カナダのペティグルー外相も記者団に、「今は21世紀だ。このような憎しみとユダヤ差別、このような非寛容の発言は容認できない。その上、イランが核開発に野心を抱いていると承知しているだけに、(大統領の)今回の発言は深刻だ」と批判した。スペインとドイツの両政府も同様にアハマディネジャド大統領発言を非難している。イスラエル外務省のレゲフ報道官は、「残念ながら、イラン首脳陣からこうした過激な発言を聞くのは、これが初めてのことではない。イラン政府のあり方はイスラエルのみの問題ではなく、国際社会が取り組まなくてはならない問題だと、国際社会が徐々に理解し始めているようだ」とコメントした。

リビアとエチオピアに注目せよ

 こんなことを言うのは私だけだと思うのだが、今後、イランはもちろんだが、リビアとエチオピアに注目されたい。それはすでに何度も書いたとおり、聖書のエゼキエル書の預言で終わりの日のロシアの中東侵攻にこの二カ国が指名されているからである。今はリビアはカダフィが欧米に恭順をあらわしているし、エチオピアは貧しく、政情不安定で、とてもロシアの援軍には不足な感じなのだが、聖書の預言は100%実現する。今後、ニュースに注目していただきたい。以下に同じ阿修羅サイトから引用する。

仏の暴動解決に「支援」申し出=カダフィ大佐 [AFP=時事]
http://www.asyura2.com/0510/war75/msg/1214.html
投稿者 white 日時 2005 11 06 16:48:15: QYBiAyr6jr5Ac

リビアの最高指導者カダフィ大佐はシラク仏大統領に対し、パリやその周辺で起きている暴動に憂慮を表すとともに、解決のための支援を申し出た。同通信は、カダフィ大佐が具体的にどのような支援を考えているのかには触れていない。カダフィ大佐は暴動を「残念な出来事」と表現し、「フランスがこうした出来事を克服するのを、リビアは手助けしたい」と述べた。これに対し、シラク大統領はカダフィ大佐の示した関心に謝意を表す一方、「状況はコントロール下にある」と強調したという。仏当局は4日、1週間以上続いている都市暴動に対し、警察の取り締まりを強化した。一連の暴動で数百台の車両が放火されたが、暴徒の組織化が進んでいるとの見方が高まっている。

エチオピアで反政府デモ、エリトリアと緊張高まる(読売新聞)
http://www.asyura2.com/0510/war75/msg/1185.html
投稿者 熊野孤道 日時 2005 11 05 19:58:46: Lif1sDmyA6Ww.

【ヨハネスブルク=角谷志保美】東アフリカ・エチオピアの首都アディスアベバで、「不正選挙」への抗議を旗印にする反政府デモと治安部隊の衝突は4日も続き、政情が不安定化している。同時に、同国とエリトリアとの国境付近は、両国の兵力増強で、紛争再燃の恐れも高まっている。在エチオピア日本大使館によると、首都では4日も衝突が続いた。政府は部隊約10万人を動員して厳戒態勢を敷いている。北西部でも衝突が発生したとの情報もある。英米は、自国民に渡航延期勧告を出した。ロイター通信は3日までの死者数を「42人」とするが、国営新聞は「11人死亡・18人負傷」として「混乱は収まった」と報道した。デモは、5月総選挙で、与党側に有利な票の不正操作が行われたとする野党側が組織。同選挙では与党・エチオピア人民革命民主戦線(EPRDF)が議席の過半数を獲得し、1995年から首相の座にあるメレス・ゼナウィ氏が先月、下院で首相に再選された。対する野党側は、6月にデモを展開したのに続き、先月開会した議会をボイコットした上で、支持者にデモ参加を再度呼びかけた。ところが、治安部隊がデモ隊に発砲、野党指導者を一斉逮捕したため、反発が拡大。首都全域で衝突が続く事態となっている。首都の騒乱と同じタイミングで、エチオピアとエリトリアの国境紛争を巡る緩衝地帯付近では、両国が兵力を増強させている。エリトリアは先月5日、緩衝地帯上空での国連ヘリコプターの飛行を説明なしに禁止。国連筋も「今週に入ってから国境の両側で大規模な部隊の移動があった」と指摘し、「紛争再燃」に懸念を表明する。エチオピアは、内戦と飢餓に苦しみ、95年に議院内閣制を採用した新国家体制を樹立し、民主化に向けた一歩を踏み出した経緯がある。同国は首都の流血と政情不安に加え、紛争の火種を抱える周辺地域でも緊張の度合いを高めている。

小泉氏とマスコミへの不確かな噂

今回の選挙で多くの人、特に副島という人が小泉さんにマスコミが協力したと言っている。しかし、私は納得できない。ほとんどは総論的に多額の金が流れ、マスコミが大きく協力したというが、では各論的にいつの段階でそうだったのだろうか。我々は確かな分析によってだけこういう事態への発言ができると思う。そうでなければ我々の信用は失墜するし、単なる感情論だけになってしまう。次に私の考えを述べる。

1.郵政法案が参議院で否決されたとき、綿貫さん、亀井さん、荒井さん、野田さんなどは勝ち誇っていた。小泉さんは悔しさをにじませていた。この段階ではマスコミはどう協力したのか。あれは全て芝居のやらせだったのか。その後の選挙とその結果に打ちひしがれていたのも芝居なのか。そうなら何という名優たちか。

2.選挙までの短い間に、小泉さんは刺客やマドンナなどマスコミの話題をさらった。しかし、あのような手法は他の政党でも出来たことである。勝負だからどんな手でも使うべきだ。しかし、どの党もやらなかった。あれは他の党がマスコミを利用しなかっただけではないのか。

3.選挙中はもちろんどんな手でも使ってアピールすべきで、特別自民だけにマスコミが協力したわけではないだろう。私は非常に公平に報道していたと思う。

4.郵政法案の前に官僚や公社公団の腐敗、無駄遣いが盛んに報道されていた。これがマスコミ利用の戦略だとしたら成功だったと言わねばならないが、私に限らず国民みんなは怒っていた。それが選挙に素直に出ただけではないのか。副島さんはこれらの無駄遣いをよしとするのだろうか。

ほとんど根拠らしい根拠もなく総論的に善悪、是非を訴えるのは感情的に過ぎないだろうか。もっと各論的に分析すべきである。ある人々は莫大な金がマスコミに流れたと言うが、それにしては何と貧しい報道だったことだろう。到底そうは見えなかった。そして、そんなことをしなくても、結論は出ていた。もし、小泉さんが事前の官僚や公団公社の腐敗堕落に国民を怒らせ、今回のような勝利に導いたとしたら、政治的に極めて有能な人だということになる。政治と言うのはそういうものだろう。私はむしろ、今回の結果は小泉と言う無欲の人に国民が賛同しただけのことだと思う。

 誤解していただきたくないのだが、私は小泉さんが日本民族のために有益な指導者だと言っているのではない。彼もまたイルミナティの駒の端くれ、将棋で言えば“歩”ぐらいにしか見られていないことだろう。誰がなっても同じことなのだ。

日本は戦後アメリカに占領されたまま現在に至っている。いっそのことはっきり「我々はお前たちを占領支配しているから文句を言うな」と公言してくれた方が、胃が痛まない。なまじっか独立国などとおだてるから不愉快この上ないのだ。沖縄がいくら悲憤慷慨してもアメリカはせせらわらって居るだけだ。原水爆という圧倒的な武力の前になすすべも無い。悔しいが、それが日本の現状だ。