荒野の声 No.26

ジョン・コールマン氏の「第三次世界大戦」を読む


 ジョン・コールマンといってもこの欄を読まれる多くの方は知らないでしょう。世界には強大な力と知能を集めた多くの情報機関がありますが、中でもアメリカのCIAを知っている方は多いでしょう。このCIAよりも古く、さらに有力なイギリスの情報機関がMI6です。ジョン・コールマン氏は、このMI6の高級将校でしたが、彼の調査の段階で、世界には世界を統一し支配しようとする巨大な組織があることに気がつき、MI6を辞めてその組織を告発する仕事をし始めた人です。彼はそれまでの膨大な資料と知識のほかに彼の友人や情報筋の協力で最高レベルの機密情報を伝えてくれます。
 今回、彼は「第三次世界大戦」という本を日本で出版しました。それはロシアとアメリカの全面戦争に関するもので、しかも、その時は非常に接近しているというものです。これは今の世界の常識では考えられない話なのです。ロシアは疲弊しきっていて、その軍事力も古くて使い物にならず、弱くてアメリカの敵ではないというのが世界に流布されている“常識”です。しかし、それは全く違うとコールマン氏は言います。私は10年前から聖書の預言を通して、本や機関紙でロシアによる中東とアメリカへの攻撃を予言してきました。そして今、世界最高のインテリジェンスがそのことを裏付けてくれています。
 さて、私は昨年元世界統一を目指す巨大な組織イルミナティの高位にあったシスコ・ホイーラーさんのメモから一冊の本「アメリカ炎上」を出しました。それは一般の出版社から出版が出来なかったのでCDで発売中です。その中で特別に注意を引くのはこれまでの兵器体系とは全く違うスカラー兵器です。
 コールマンさんの本によれば、アメリカは全く無防備でロシアが営々として築いてきた攻撃用兵器と防衛用のシステムを持っていない、戦えばたちまち敗れ去るだろうということです。そして私が書いた「アメリカ炎上」のうちシスコさんのスカラー兵器が、決して夢幻ではなく現実であることをコールマン氏は証明してくれました。アメリカはかつてなく今後もないような破壊と荒廃に見舞われるでしょう。私には焼け爛れた数千万人のアメリカ人が目に浮かぶのです。「広島、長崎は当然だった」などというアメリカ人をテレビで見てわたしは言い知れぬ怒りを感じましたが、彼らは自分たちがその実体験をすることになるでしょう。
 問題はいつかということと日本の運命です。本書でもロシアのプーチンが抜きん出て優秀な人物であり、ゴルバチョフやエリツインのような売国奴ではないことが判ります。プーチンは軍部と民衆を掌握しています。このような指導者がもう一度出てくるとは到底思えません。そして、ロシア軍はベトナム、アフガニスタン、コソボ、イラクとほしいままに暴れまわったアメリカを決して許しては居ません。イルミナティのアジェンダ(時刻表)では1010年とされているが、私は絶対にと断定は出来ないがプーチンの在任期間中ではないかと思います。
  では、その時、日本はどうなっているのでしょうか。それを期待したのですが、コールマン氏はそのことには触れていません。ただ明確なのは日本にはアメリカ軍の基地があるということです。三沢、横田、厚木、横須賀、呉、沖縄などの米軍基地をロシアが放置するとも思えません。また北朝鮮が調子付いて日本を攻撃するとも考えられます。中国はアメリカと共同歩調を取るとコールマン氏は言いますが、私はそれも限定的な範囲にとどまると思います。中国はこの戦争に“漁夫の利”を得て、もっと後に登場するはずです。イランにアメリカかイスラエルが攻撃をかけた時点でその戦争は始まり、日本にも核の雨が降るかもしれないということです。その時はシェルターなどでは生ぬるく、日本には幸いなことに高い山がある、できるだけ都市を離れることだと思います。金銭的な余裕のある方は今のうちに長野、岐阜、東北地方などの山間部、または大島、八丈島、佐渡島などの島嶼に別邸を確保するといいでしょう。もし、そこまでやられるようならあきらめるしかないでしょう。
 ただ、私の考えではアメリカが完全に壊滅することはないと思います。ある程度は生き残るでしょう。それはすでに、恐らくシスコさんの情報によって、1999年にフリッツ・スプリングマイヤーがこの事態を想定したときに“安全な”場所も指定されていたからです。
 さらにコールマンさんはイスラエルなども壊滅するといっていますが、私は絶対にそれはないと思います。イスラエルの国土は最後までこのままの状態で続くでしょう。キリストの再臨の地が放射能で汚染された荒地などとは考えられません。神殿も確保されているはずです。エルサレムは消滅などしません。ロシア正教などの懇願でロシア軍はイスラエルに対する熱核兵器の使用はしないでしょう。聖書にはイスラエルを侵略した軍隊の有様が書かれています。そこでは明らかに中性子爆弾が使われます。
エルサレムを攻撃したもろもろの民を、主は災をもって撃たれる。すなわち彼らはなお足で立っているうちに、その肉は腐れ、目はその穴の中で腐れ、舌はその口の中で腐れる。ゼカリヤ14:12
 シカシ、一旦勝利したロシア連合軍は同士討ちによって壊滅します。このことはすでに本や機関紙に詳しく書いたので省略します。
 また、私はヨーロッパもほとんど罹災しないと見ています。恐らくアメリカへの一撃を見て早々と降伏するでしょう。ヨーロッパの指導者はアメリカと運命を共にして、国が焼け野原になることが判っていて戦争継続を願うほど馬鹿ではないでしょうし、この戦争の後に反キリストがヨーロッパに登場すると見ているからです。
 この違いは、コールマンさんはこれが世界の終わり、ハルマゲドンだと思っているからです。しかし、そうではないと私は思います。ハルマゲドンはイスラエルのメギドのエスドラエドン平原を舞台にするもので、全く性質の違う戦争です。それは黙示録をよく読めば判ることである。しかし、コールマン氏のような最高度のインテリジェンスの情報と、聖書の言葉がほとんど一致するということは興味深いことではないでしょうか。
 なお本書はなかなか書店では入手できないので下記に申し込むと良いでしょう。
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