荒野の声  No.18   小石 泉

ブッシュ大統領を後押ししたアメリカの福音派

 

ブッシュ大統領の再選に向けて大きな力になったのは、ビリー・グラハムの呼びかけによって決起した、アメリカの福音派と呼ばれるクリスチャンです。福音派のクリスチャンは通常あまり政治には関心を持ちません。しかし、今回はケリー候補が同性婚や妊娠中絶を公認すると公表したので、ビリー・グラハムが決起を呼びかけたと言うことです。これによって、ありもしない大量破壊兵器があると嘘をつき、911テロを演出して数千人を殺し、世界を騙し、罪もないイラクの国民を何万人も殺したブッシュ大統領の罪を擁護する立場に立つことなんかは考えないのです。(これらの全てはブッシュ大統領一人の力では到底考え付きもしないことでしょうが)。

ブッシュ大統領はこういう時だけ、敬虔なボーンアゲインクリスチャンを吹聴します。しかし、実際は、彼はサタン礼拝者です。私はそれを良く知る人を知っています。そのでたらめをそのまま信じる、あまりにも善良で無邪気な人々が福音派です。もっともどう転んでも、ケリーとブッシュしか選べなかったのでのすからどうしようもないのですが・・・。

インターネットの韋駄天と言うサイトに、ある人が興味深い書き込みをしています。

「あの時(フランス革命)以来、我々は諸国民を幻滅から幻滅に導いてきたが、それは彼等がわれわれからも離反して、我々が“全世界の王”として準備している所の、シオンの血を享けた“専制帝王”を歓呼して迎えるようにするためである。」シオンの長老の議定書5:3
偽書の名声高い「シオンの長老の議定書」にはかような一節がある。アメリカ大統領の選挙を見ていると、実にこの言葉が真理だと思う。アメリカ国民は不毛の選択、幻滅の極致の投票をせざるを得なかった。ブッシュもケリーもどう考えても本当の最高責任者ではない。彼らは操り人形にしか過ぎない。それもひどく出来の悪い人形だ。アメリカ国民はどちらを選んでもろくでもない人物を選ぶしかなかった。それは幻滅から幻滅への移行の過程に過ぎない。誰かがその過程のすべてを握っている。誰かがその結果を計画している。なんと哀れな馬鹿馬鹿しい芝居だっただろうか。やがて地平線に世界の専制帝王が現れるのだろうか

シオンの長老の議定書というのは偽書として大攻撃を受けている冊子ですが、そこには現在の世界を動かす巧妙なからくりが書かれています。私はいつも言うのですが、これが偽書であろうとなかろうとその内容が真実なら価値ある書物と言えましょう。そして、ある人が地図を手に入れて目的地に向かおうとしたとき、誰かが来て「その地図は偽物ですよ」と言ったとします、しかし、その地図の通りに歩いて行ったら目的地に着いたとしたらその地図が偽物でしょうか、それともその地図を偽物と言った人がうそつきでしょうか。この書物は恐ろしいほど現在の世界を示しているのです。

 

さて、問題はこれらの福音派を含むキリスト教会全体が徐々に新世界秩序(NWO)に組み込まれていることです。新世界秩序とは世界を統一し、世界政府を作り、そこに世界の帝王を迎えようと言う計画です。この計画に無関係と思えないのはヨーロッパ共同体、EUの議会には679議席がありますが、その内の666番目の議席は、現在、空席です。そこから13議席が特別に取り分けられているのです。誰が座るのでしょうか。

ブッシュ大統領はおそらく任期中に同性婚も中絶も認めるでしょう。大統領になってしまえば4年間は何でも出来ます、後は無いわけですからそれこそ何でも出来るでしょう。

それにしてもサタンに完全に乗っ取られたアメリカと言う国。ベトナムで、アフガニスタンで、アフリカで、パナマで、ユーゴスラビアで、イラクで、ほしいままに何百万と言う、全く殺す必要のない無辜の民を殺戮してきたアメリカ。神はこの国を裁かれるでしょう。