荒野の声No.14
      反キリストの現実


概 要
 今、世界を覆う巨大な組織が動いている。その組織は世界の政治、経済、工業、学術、宗教、芸術などの全ての分野を掌握している。その組織に入ればこの世での出世、栄誉、富はほぼ約束される。しかし、この組織に逆らえばその反対の運命が与えられる。特にこの組織を告発するような人々には脅迫、不当な逮捕、投獄が図られ、場合によっては死さえ免れない。(友人のフリッツ・スプリングマイヤーは現在刑務所にいる。)これは将来世界を統一し支配するための反キリストの母体であり、今や反キリストの登場はただ時間の問題である。
 この組織は通常は単なるボランテイアー団体ぐらいにしか、理解されていない。また実際に、ほとんどの構成員にはそれぐらいの知識と使命しか与えられないから、本当にそう思っている場合が多い。この組織には巨大な階級制度があって、その最上部と最下部では全く違った発想と実態がある。その組織の名前をフリーメーソンと呼ぶ。アメリカなどではこの組織はロータリークラブ、ライオンズクラブなどと同じものだと思われているが、実際はロータリークラブ、ライオンズクラブなどはこの組織の下部団体に過ぎない。
 日本のフリーメーソンはほとんど無害な人々だが、政治的、経済的権力はある。ただし、例えばトヨタ、ナショナル、三菱などの企業のトップがここに入っているかどうかは判らない。さらにフリーメーソンは自分をそうだと言うことは許されていないから誰かがそうだと断定することは誰にも出来ない。もっとも鳩山家は代々公然とそのことを公表している。
 日本にも支部があり、活動しているが、日本の場合はフリーメーソンのごく小さな支流に過ぎず、もともとこの組織が白人中心主義のため、決して主流にはなれない。フリーメーソンの日本支部は東京タワーの真下にあり、森ビルはこの組織の重要な一員である。他にこの支部の隣の森ビルにはイトーヨーカ堂、セブンイレブンなどが入っている。これらの企業がいわゆるバーコードを日本に導入したことを記憶していただきたい。この組織の広がりと実力は今や世界を完全に覆い、そのあまりにも巨大なるが故にかえって一般の目には見えないのである。

名 称
 フリーメーソンとは英語でFreemason「自由な石工」という意味だと言うのが一般に知られていることである。そして、これは中世の石工の組合、ギルドの名残だと説明する。中世においては、石工は大変重宝がられ、各国を自由に行き来できたから、このような組織が生まれたのだと。しかし、これは全くの欺瞞である。なぜそう言えるかというと、フランス語ではフランマッソンといい、これは「フラムの子」と言う意味だからである。もし、フランス語で「自由な石工」と言うならリベルタメイソンと言わなければならない。もともとこの組織はヨーロッパが源流である。
 このフラムとは旧約聖書の中でソロモンの神殿と王宮を造営した建築主任でヒラム・アビフのことである。(日本語の聖書ではヒラムと訳されている)また、このヒラムをイスラエルに遣わしたのは、ツロと言う町の王でもともとソロモンの父ダビデの友人だった。フリーメーソンはこのヒラム・アビフは王宮建築の後、殺され、いつの日か復活すると信じている。これが彼らのメシヤに当たる。さらにこのヒラムと言う名はツロの王の称号である。そして旧約聖書のエゼキエル書27,28章にはこのツロの王のことを神に反逆して天上界を追われた天使長ルシファーにつなげている。ここは地上のことがいつの間にか天上の話になると言う、非常に奇妙な箇所なので、興味のある方は読んでみていただきたい。
 さて、そうするとフラムの子とはルシファーの子と言う意味になる。実にフリーメーソンとは自分を「ルシファーの子」「サタンの子」と呼ぶ人々なのである。しかし、このような知識はフリーメーソンの中でも余程、高位にならないと教えられないはずである。私はたまたまフラムの子と言う名を聞いてすぐにぴんと来た。聖書をよく読んでいると判るのだ。

組織と歴史
 フリーメーソンがいつごろからあったのか判らない。ただこの組織にイルミナティという上部団体が出来た18世紀から、この組織は活発に活動し始める。
 さらに ピラミッドで表されるイルミナティの組織図がある。英語ではヒエラルキーと言う。これは最上部にルシファー、その下に13人の委員会(13家族ともいう)と言うものがある。これはロスチャイルド、ロックフェラー、アスター、バンデー、コリンズ、デュポン、フリーマン、ケネデイ、オナシス、ラッセル、ファンダイン、李、ダビデの家系、である。これらの人々の富は計算できない。また驚くべきことにこれらの人々はほとんど税金を払っていないという。ロックフェラー家の税金だけでもアメリカの赤字をほとんど解消すると思われるのだが。 さらに33人委員会、500人委員会(300人とも言う場合がある)などがあり、その下に各国の首相、大統領、国連などの機関がある。さらにこれらをサポートするFBI、CIA、NSA、MI6、モサドなどの強力な情報機関がある。
 最近、新聞テレビなどで盛んにブッシュ大統領、ケリー候補共にエール大学卒業者で作るスカルアンドボーンズという団体のメンバーだと言われているが、それは単独で存在する秘密結社ではなく、その図のようにイルミナティの第7位の位に位置する組織に過ぎない。クリントン大統領はブッシュ大統領と同じかそれ以下の地位だった。しかし、その妻ヒラリーはその上「マザー・オブ・ダークネス」または、さらにその上の「グランド・マザー」だと思われる。イルミナティはヒラリーを大統領にしたいのだがヒラリーは国民に必ずしも人気がなく、確実に大統領にするには副大統領にすることである。それでケリー候補はヒラリーを副大統領候補にする考えだと言われていた。なおその時、ビル・クリントンが国連事務総長になっているかもしれない。

実 力
 フリーメーソンがどの位の力があるかを端的に物語るのは、ワシントン市の地図である。アメリカの首府はフリーメーソンのシンボルによって設計されている。道路や公園によって形作られた国会議事堂を頭とするサタンの別名「メンデスの山羊」。ホワイトハウスを頂点にしているルシファーの「落ちた明星」。これは五角形の星を逆さまにしたもので、米軍の勲章にある。このような都市は世界のいたるところにあるという。
 さらにご存知の1ドル紙幣の裏に書かれた「アメリカの国璽」というピラミッドはイルミナティの組織図そのものである。ピラミッドはしばしば彼らのシンボルとして用いられ自分の墓をピラミッドにするものも多い。例えばエホバの証人の創設者、C.T.ラッセル。眠れる預言者と言われたエドガー・ケーシー。
 また広瀬隆氏の「赤い盾」という名著があるが、これによると世界の銀行はほとんど全て、結局はロスチャイルド家に行き着くと言われる。今やフリーメーソン・イルミナティを抜きにしては、世界は動かないと言った有様である。

 計画と目的
 フリーメーソン・イルミナティは今後どういう計画を持っているのだろうか。数年前に変更された新しい100ドル紙幣のすかしの部分に表面に書かれたベンジャミンフランクリンと似てはいるが、別の片目の男が描かれている。これはかつてアメリカ・フリーメーソンの大祭司と言われたアルバート・パイクである。アルバート・パイクは1871年にイタリアのフリーメーソン、ジュゼッペ・マッチーノに書簡を送ったがその中に、「世界を統一するために今後3回の世界大戦が必要だ」と書いている。「1回目はロシアを倒すために、2回目はドイツを倒すために。3回目はイスラム教とユダヤキリスト教を倒すために」。その預言どおりに2回の世界大戦が起こり、今また3回目が起こりつつある。かつてルーズベルトは「世界に偶然なんてない、全ては計画されているのだ」と言ったがその通りになっている。
 では何のために世界を統一するのだろうか。
聖書に出てくる天使長ルシファーは、神のようになろうという野望を抱いたために、天界を追われ、悪魔、サタンとなった。彼はエデンで人間をそそのかし地球の実権を奪いった。そして最終的には地球を完全に我が物とするために世界統一を果たし、エルサレムに再建される神殿に立って自分は神だと宣言したいのだと聖書は教えている。
 このために最も協力したのがユダヤ人である。フリーメーソンはユダヤ人が始めた組織で、その最高位の構成員はほとんどユダヤ人である。ユダヤ人はキリストを拒否した時点ですでに反キリストとなる準備が出来ていた。ただしフリーメーソンには他の民族「異邦人」も多数入っている。しかし、実権はつねにユダヤ人が握っており、特別にユダヤ人のフリーメーソン組織ブナイブリスというものがある。
 間もなく、ロシアがアメリカを核攻撃する。それによってアメリカは超大国の位置から退く。しかし、ロシア軍も同士討ちによって壊滅する。(旧約聖書エゼキエル書38、39章)その後、ヨーロッパ共同体、EU議会にすでに準備されている666番目の椅子に座る人物が現れる。これこそ反キリストとして知られるサタンの申し子である。彼は世界中の人々に666と言う数字を付け「それがないと売ることも買うことも出来ない」状態にする。そのために全ての商品にバーコードが付けられているのである。しかし、彼の治世は7年で終わる。それも3年半が最も厳しい時である。この時、最終的にはサタンはユダヤ・イスラエルも攻撃するだろう。そしてイスラエルが壊滅の危機に瀕したときキリストは再臨すると私は見ている。
 
世界の結末
 キリストは復活の後に昇天するとき「私は帰ってくる」と宣言された。反キリストは、私の考えではキリストの再臨(再び来ること)を阻止するためにイスラエルのハルマゲドンと言うところに世界の軍隊を集めて対抗しようとする。しかし、聖書は「この者を、主イエスは口の息をもって殺し、来臨の輝きによって滅ぼすであろう。」Uテサロニケ2:8 と預言している。
 その後、キリスト御自身が世界を愛と平和で治めるというのが聖書の、キリスト教の教えである。あなたが信じられなくても事実はこのように推移するであろう。どうぞ、このような知識を持ってこれからの時代に生きていただきたい。
 


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小 石  泉